新型コロナウイルスについて国内における防疫には可能な限りの努力をして欲しいと思うし、そもそも中国国内の情報が色々と交錯しすぎているし、当然ながら有効なワクチンなどが得られていないので確かに怖い面はあるが、現状では日本国内での死亡者はおらず、国内の感染者数も30~40名程度ということなので個人としては現状ではあまり警戒していない。
数日前に「アメリカでインフルエンザが大流行して1,500万人が感染し、8,000名以上が亡くなっているというのにこの件が報じられていないのはおかしい!」という騒ぎがネット上で起きて、俺も「そっちのほうがずっとヤバいじゃん!」と思ったのだが、「ところで日本では毎年どれぐらいの人が亡くなっているのだろうか?」と思って信頼できる資料を探してみた。
厚生労働省の資料によると、日本における例年の季節性インフルエンザの感染者数は、国内で約1,000万人いて、約1万人がインフルエンザ関連で毎年死亡していると推計されているようである(以下のサイトの「Q10」)。
「オイオイ!季節性インフルエンザで日本国内だけで毎年1万人が亡くなっていて、新型コロナウイルスでの中国国外での死亡者はほとんどいない状況なのに日本も世界もこのパニックぶりかよ!」と思ってしまった。
たまたまマスクが家にあったのでマスクの心配はしていないが、ウイルス騒ぎやマスク騒ぎを見ると人々の行動の偏りというのは怖いものだと思う。
「マスクというのは喉の保湿および人にうつさないためのものであり、自分がうつりたくなければ何よりも手洗いが重要だろう」と俺は認識してきたのだが、実際に厚生労働省もインフルエンザの予防方法として以下の5つを挙げている(以下のサイトの「Q.9」)。
1) 流行前のワクチン接種
2) 外出後の手洗い等
3) 適度な湿度の保持
4) 十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
5) 人混みや繁華街への外出を控える
先日、安倍首相が国会で「私は、幅広く募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」と答弁する一幕のなかで指を舐めて紙をめくっているのだが、首相にはこういったつまらない動作で菌を体内にいれて風邪などひかぬようくれぐれも気をつけていただきたいものである。
ところで、「新型コロナウイルスの感染を防ぐために中国との人的往来を完全にシャットアウトせよ!」という意見も多いが、そのことによる経済的被害と新型コロナウイルスへの感染から国民を守ることのどちらが大切かと言われれば、俺は現状レベルの被害状況ではやむを得ず前者を取るのが現実的という気がしなくもないけど、後者と言う人のこともとても理解できる。
また、いくらインバウンドと騒いだところで、日本の旅行産業は、日本人が8割超の20兆円超、外国人が2割弱の5兆円弱を支出しているのが現状なのだが、インバウンド客を欲しがるがあまり、日本人旅行者が減るのは本末転倒だとも思う。
俺は普段からトイレで手を洗わない男があまりに多すぎることに怒り心頭なのだが、国や世間でやっと咳エチケットと手洗いを励行する機運が高まっているなかで、さらに男性向けにトイレでの手洗い励行運動をして欲しいと心から願っている。
ついでに言えば、年配者向けに指舐め撲滅運動もして欲しい。
「手洗い」「指舐め」の観点から俺は男性、特に年配の男性の手をものすごく怖がっているのだが、特に手を洗わない男は全女性の敵だとも強く思う。
【2020年4月1日追記】
この時点での自分の考えは甘かったなと後日にとことん思い知りました。
先日、浅草に行ったのだが、中国人がほとんどおらず、場所によっては閑散としていたものの、中国語が聞こえてこないため、静かでしっとりとした雰囲気になっていた