GOODDAYS

東京の真ん中で仙人のように生きる俺のつぶやき

日本礼賛の世相が大嫌いな俺が日本を礼賛してみる

この20年間、日本だけが経済成長をしていない。

自国通貨建てでもドル建てでも経済成長をしていない主要国は日本だけである。

「だけ」という言葉は簡単に用いてはいけないので仲間を列挙しておくが、ロシア・イタリア・スペイン・ポルトガルギリシャの5ヵ国は日本の仲間と言って良いかもしれない。

なお、ロシアでは自国通貨建てのGDPはインフレで笑えないとはいえ倍増しているし、ユーロ圏の国々にはそもそも通貨発行権がない。

 

読者からのアクセス数を稼ぐためなのかもしれないが、「韓国断末魔」と述べたがるコラムニストがたくさんいるのだけども、今でも韓国のほうが経済成長率が高いし、この20年間の韓国経済の伸びはすさまじい。

そして、少子高齢化が日本以上に進んでいるとはいえ、平均年齢が日本よりずっと若い韓国は近いうちに購買力平価GDPで日本を抜き去るだろうと言われている。

なお、購買力平価GDPで台湾は既に日本を抜き去っている。

 

このように「日本はもうダメ!クソ!」という意見がこれでもかと述べられているし、俺もどちらかといえばといえばこの論調に乗っかってきたほうである。

しかし、世界37ヵ国を歩き回ってきたり、俺なりに考えた感想を正直に述べると、「どの国ももっともっと豊かになって早く日本に近づいて欲しい」という感想にしかならない。

日本スゴイ!」的な日本礼賛の世相が大嫌いであるがゆえに、このような観点で自分の主観を述べることをあまり良しとしてこなかったのだが、今回は日本がいかに他の国より良い国であるかということについて率直に思う主観を箇条書きで述べていくこととする。

 

  • まず、前提として途上国はどこもうらやましくない。途上国には途上国である=先進国になれない理由が必ずある。そして途上国には社会的なインフラが整っていない。若い時は途上国が大好きだったが、年を取ると無理だなと思う。

  • 安全はものすごく重要だが、子供が一人で登校できる国という点だけで日本は勝ちすぎかもしれない。

  • 政治体制においても韓国のように極端に保革の戦いが熾烈だったり、アメリカのように社会が分断しているとギスギスして大変だと思う。なお、日本に徴兵制度がないのはすばらしすぎる点である。

  • 日本のジニ係数は高めだし、社会制度についてもケチをつけられることが多いが、制度が細かいだけで良く見ると実に整っていて、デービッド・アトキンソン氏も絶賛している。なんといっても弱者にとって最後の砦といえるきちんとした生活保護制度があり、きちんとした手続きさえ踏めば誰もが最低限の文化的な生活を送ることができる。

  • 受験競争も中国や韓国のように熾烈ではなく、お話にならないほど学力が低い人を作らないという点、および、平均的な学力が整っている点や、基本的な道徳力が高くて犯罪率が低いという要素による恩恵は計り知れない。どんなに豊かな国でもそこらに犯罪者がうようよいるだけで台無しである。めちゃくちゃいい人が99人いてもドロボーが1人いる国は危なっかしくて嫌である。
     
  • アメリカ・アイルランドシンガポール・香港のように大きな格差・租税回避地・金融業センターという理由によって一人当たりGDPが高くなっている国は実は豊かであるとは言えない。また、日本ではカネを持っているのが老人で、働ける若者がカネを持っていない傾向にあるが、本当に悲惨な逆より100倍マシ。

  • ヨーロッパの一部や韓国のように冬の空気が悪い国は一発アウト。水道の水を飲めるという面でも日本は珍しい国である。

  • 外国人にとって暮らしにくいのは、日本社会が日本語だけで成り立っていること、日本人同士のツーカーでコミュニケーションがなされること、外国人が少なくて疎外感を覚えるからであり、外国人はこのことをことさらに強調するが、これは裏を返せば日本人にとってはメリットでしかない。日本人の間の取り方がわかっていない外国人にとって日本は住みにくいだろうということはほとんどの日本人には容易に想像がつくと思う。しかし、村の外の人には住みにくい村でも村人には住みやすいわけである。

  • 全く違う生活習慣の人達や言葉が通じない人達が近所に大人数住んでいるというような恐怖がない。犯罪への恐怖とまでは言わなくても、ゴミや食べ物の臭いの問題だとか、話す声の大きさだとか、夜の時間の使い方やパーティーの習慣だとか、一つの家に住む家族の人数だとかが大きく違ったりしてストレスを抱えるというような恐怖があまりない。
     
  • 価格・味・多様性を総合的に考えてどう考えても日本のは世界で最も充実している。食事で高く評価される国で代表的な国は台湾・香港・タイ・スペインだろうが、台湾の食事が安いのは認めるものの、味と多様性では間違いなく日本のほうが上である。香港・タイ・スペインに関しては好みの差が出るかなと思うが、多様性では日本が上だろう。

  • 店のサービスレベルの平均点が確実に世界一で、日本でサービスを受けて不快な目に遭うことがほとんどない。公衆衛生はダントツで世界一。これは俺にとってとてつもなく重要なポイント。トイレへのアクセスの良さと清潔さもダントツ。また、ウォシュレットが整備されている国とそうでない国の差は俺にとっては尋常ではなく大きな差である。

  • 購買力平価という指標で「リンゴの値段はどう?」という一物一価の法則を日本と他国に当てはめるのはマジで筋が悪いと思う。どう考えても質や味が違いすぎると思うことだらけだからである。店員の態度まで含めたら余計にそうである。これを言っては元も子もないが、正直、購買力平価という指数はクソだと思う。所得を出費に充てて得られる日本のモノ・サービスのコスパは世界最高レベルだと思う。

  • 熱帯の国は暑くて不快。シンガポールや香港やドバイは国が狭い時点で1ミリもうらやましくないうえ気候が最悪だと思う。これでは歩かずに太る。日本も夏の酷暑だけは不快だが、梅雨があるため酷暑期間は40日程度と比較的短い。冬の太平洋側の日本は晴れていて快適。韓国やアメリカ北東部のような極寒の冬や、ヨーロッパやカナダのように冬の間ずっと曇っているのは勘弁して欲しい。イギリス・ドイツ・ベネルクスあたりはこの点でアウト。申し訳ないが、北陸・東北・北海道も俺的にはアウト。

  • ストライキをする権利は尊重するけど、フランスのように長いと我が強すぎるというか、全体最適から外れすぎているように思う。過激なデモを見ても社会がギスギスしているようにしか見えない。香港ような場合であれば仕方ないが、不満があればまずは選挙で解決するのが民主主義の基本で、平和裏なデモならともかく、破壊活動的なデモや異常に長いストは迷惑。

  • フランスのように家の修理を頼んで治るまでに尋常ではない時間がかかる国のどこが豊かなのだろうかと思う。何故か一人当たりGDPは日本より少し多いようだが、マジでうらやましくない。
     
  • アメリカは医療費が高額で病気になれない時点で論外。稼げまくる西海岸はええのうと思うこともあるが、いかんせん家賃等が高すぎて世知辛すぎ。なお、日本の医療制度は医療従事者の負担は半端ないものの、かなり恵まれている。

  • 福祉優等生の北欧は医療の待ち日数がかなり長いようだし、地球温暖化を強く憂いているけど、いかんせん冬が寒すぎて話にならない。また、高税率かつ外食が高くてろくに外食もできないらしいが、気候と併せていくらなんでも寂しくないかと思う。家に籠って「ヒュッゲ」とか言って強がることは北欧でなくてもできる。

  • ヨーロッパのラテン諸国は気候や食事は悪くないかもしれないが、サービスの水準が低すぎるし、治安が悪めな時点でアウト。中南米・アフリカは論外も論外。

  • スイスは物価がおそろしく高いけど、それに見合った稼ぎがあるし、民度がものすごく高い国なので「ええ国やな~最強の国だな!」と思うが、いかんせん冬が寒い。また、海がない国はやはり寂しい。

  • ヨーロッパ人はヨーロッパ・中東・アフリカを気軽に旅行できるのはうらやましいが、世界の重心はだんだんとアジアに移っているし、旅行先としての日本と東南アジアは世界全体を見回しても魅力的である。

  • このように考えるとオーストラリアぐらいしか、ふるいにかからない国がないように思うのだが、そのオーストラリアには行ったことがないし、稼ぎは多くても物価が高いのと文化的な魅力についてはどうなんだろ?と思う。また、オーストラリアから他の国に行くのが不便すぎると思う。

  • ニュージーランドも行ったことがないし、いい国なのかもしれんが、いくらなんでも国が小さすぎて刺激が少なそうと勝手に思っている。

  • 要は外国がうらやましくないから、日本人は移民にならなければ留学もしないわけである。

 

日本の弱点は天災が多いということと、人と雇用制度を原因とするストレスを排除しにくい社会になっているということに尽きるが、天災はともかく、後者についての克服策は次回に述べることとする。

それによって日本に住んでいるって最高!と思えるわけである。

他の国には早く日本のように居心地の良い国になってもらって、俺が旅行するストレスを小さくして欲しいと思う。

 

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