俺はうどん好きで、このブログで過去に7回も登場しているのに、まだきちんと取り上げていなかったのがうちたて家。
池袋にある武蔵野うどんのお店で、俺はこの店の長年のファンある。
大げさかもしれないが、俺の中では東京で最も総合評価が高い店かもしれない。
池袋に行くこと=うちたて家に行くことという方程式は揺るがない。
武蔵野うどんはもともと小麦文化圏だった武蔵国の郷土料理で、武蔵野台地で生産された小麦粉を使用した非常にコシの強いうどんで、つけ汁につけて食べるのだが、俺はとにかく硬いうどんが好きで、東京西部の武蔵野うどんの店も一頃は食べ歩いたのだが、結局、灯台下暗しで池袋のうちたて家のうどんが一番好きである。
何故にうちたて家が一番かと言うと、単純にどこよりも硬いからである。
もはや硬すぎると言って良いかもしれない。
なお、硬いとされる富士吉田市の吉田うどんもこれまで4食ほど食べたが、圧倒的に武蔵野うどんのほうが硬くて美味い、っていうか吉田うどんよりはほうとうのほうがマシと俺の舌は断言する。
俺はさぬきうどんについても独自の見解を持っており、今のところ、香川県のセルフうどんに特別美味い店はなしという結論に達している。
いくら15分ごとに麺を捨てるという非エコ的な提供をしていたとしてもセルフうどんは必ずのびていると思う。
さぬきうどんがうどんの王様であることは認めるし、俺が家で食べるのもカトキチの冷凍うどんだが、うどんは、うちたて、茹で立てが最高に美味いのである。
ちなみに俺の故郷の宮崎のうどんは、極めて柔らかく、いりこのやさしい出汁が効いていて、武蔵野うどんとは全く別の地平を行くうどんである。
もちろんこれはこれでとても美味しい。
で、俺のベストうどんはうちたて家のカレー汁うどんか肉汁うどんである。
うちたて家のカレー汁うどん
俺が住む銀座界隈で最も美味いのは、東銀座の五代目花山うどんである。
群馬県も小麦粉文化圏で水沢うどんが有名だが、俺の好みは断然桐生のひもかわうどんである。
まるで口の内側を食べているかのようななまめかしさはエロいと言って差し支えないほどで、武蔵野うどんとは別の地平を行っているが、これまたすばらしいうどんである。
ついでだが、五代目花山うどんのすぐ近くの歌舞伎座沿いにアメリカンというサンドイッチ屋があり、平日の昼しか開いていないが、店先でサンドイッチを買えるのでこれも是非とも奨めたい。
アメリカンのサンドイッチの特徴はボリュームと重さに尽き、それ以外に特筆することはないが、パンの密度と具の量が異常で、とにかく重いとだけ申しておく。
【追記】
2018年3月16日追記。
アメリカンは営業時間内でも一時売り切れになることがあります。
比較のためにケーキも置いたが、デカい、重い。まさにアメリカン!