今日、気になった2つのニュースとその感想。
- 2018年1月10日付の産経新聞記事。
「ボウガン」で顔につまようじ数十本、鼻にティッシュ詰め点火…焼肉店で集団リンチ容疑、経営者ら3人逮捕
元従業員に対し、弓矢のような玩具「つまようじボウガン」でつまようじ数十本を顔全体に突き刺したり、鼻の中にティッシュを詰めて火をつけたりする行為を繰り返した。
【中略】
「(男性が)店の金を使い込んだ」として、昨年7月ごろから、営業時間外の店内でリンチ行為に及ぶようになった。
→罪状と因果関係がわかる。
きちんとまとまっている。
容疑者名も記載している。
それにしても数十本とは酷い。
つまようじボウガン怖い。
数十本のうち一発でも目に入らなかったことが不幸中の幸いのように思う。
- 2018年1月10日付の読売新聞記事。
あおむけの生徒につば90回、教諭を懲戒
青森県教育委員会は10日、部活動の指導中に男子部員2人の顔に90回つばを吐きかけるなどの体罰を加えたとして、同県三戸郡内の中学校の男性教諭(46)を減給3か月(10分の1)の懲戒処分にしたと発表した。
処分は昨年12月4日付。
県教委の発表によると、教諭は2015年8月~17年3月、顧問を務める部活動で、部員2人があおむけになってストレッチをしている時などに、上からつばを吐きかける体罰を少なくとも90回程度繰り返した。また、このうちの1人と別の男子部員2人に平手打ちをしたり、頬をつねったりした。
別の生徒が学校に相談して発覚した。
4人は部活の中心メンバーで、男性教諭は「勝たせなければという思いから、手を出してしまった。コミュニケーションのつもりだった」などと話しているという。
→残念ながら、どのマスコミも同じような記述。
確かに報道記事の書き方というのは型にはめる必要があるが、もう少し因果関係がわかる記事を書いて欲しい。
何故、「勝たせなければという思いから、手を出してしまった。コミュニケーションのつもり」でつばを吐くのかという部分に一媒体ぐらいは迫って欲しかった。
「どうして、つばを落とせば勝てるのか」
「コミュニケーションの手段としてつば吐きがどのように有効なのか」
ということに迫らずに文章にしてしまえた仕事が不思議で仕方ないのだ。
もし、「負けたら罰としてつばだぞ!」という文脈での記述であれば俺には理解ができる。
俺だったら即時に部活を辞めるか、1度目のつばで学校にチクるが、その両方ともできないならつば落としを避けるために死ぬ気でがんばると思う。
それにしても匿名で発表でこの程度の減給とはあり得ぬ。
もちろんつまようじボウガンのほうが何倍も酷いが、90回という回数は尋常ではない。
普通の人間の為せる業ではない。
そして、ボウガンは数十本だが、こちらの90回には何故か具体性がある。
酔っぱらった行司に寄ってチューされるよりよほどショックがデカいと思う。
今後、どの媒体でも良いのでもう一歩踏み込んだ記事を出してくれるとネットでフリーライドしている俺の野次馬根性がちょっとだけ満たされると思うが、俺が全く見ないワイドショーではさすがに扱うでしょうな。
【追記】
記事だけを読んで犯人の写真を確認していませんでしたが、「つまようじボウガン」事件の犯行者3人の写真を見たら、見た目があまりにぶっ飛んでいて思わず笑ってしまいました。
いやいや、文字だけのニュースではわからんものですね~。
失礼しました。