GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

ロジックが破綻している小池百合子氏はどうにかしてくれるのかなぁ~?

まず、築地市場の対岸に住む僕の見解は前に書いた通りで、開放型の築地市場に対して思うのは真夏に魚を外に置きっぱなしにするなよということに尽きる。


これまでの豊洲市場の地下の水質調査の検査結果は以下の通りである。

豊洲市場における第1回目から7回目までの水質調査では、有害物質が検出されたものの、いずれも環境基準以下だった。

2016年9月公表の第8回目の水質調査では、201の調査地点のうち、2地点で基準の最大1.4倍のベンゼンが、1地点で1.9倍のヒ素が検出された。


このとき、小池都知事は「2年間のモニタリングをしっかり終えて、1月に出てくる9回目の結果を見ないと、安心・安全ではないと大見得を切った。


そして、第9回目の水質調査では、検出されないことが基準のシアンが初めて検出され、調査地点のうち72地点で基準を上回るベンゼンヒ素、シアンのいずれかが検出され、基準超え調査地点数が大幅に増加した。


じゃあ止めるのかと思いきや、何故か、2017年6月に「豊洲移転・築地活用」で決定。

俺は当初から一貫して移転容認派だが、ロジックで考えれば、どう考えたって移転は中止すべきである。

これで移転というのは全くロジックが成り立たない。


「結果を見ないと、安心・安全ではないって何だったんすか?」って子供でも思ったと思う。

都知事以外の人がこの件について無責任なことを言うのは許されるが、決定権を持つ都知事だけはこの件について無責任なことを言うのは許されないはずだし、これだけはあやふやにして欲しくない。


そして、最近、その怒りに火を注ぐ発表があった

2017年12月25日のYOMIURI ONLINEによると、「豊洲市場の地下水から基準の160倍ベンゼン。2014年11月の調査開始以降、最大値となるが、都は、市場機能がある地上部の安全性には問題ないとしている。」と発表したようなのである。

 

「『市場機能がある地上部の安全性には問題ないとしている』だなんてさらっと言うなよ!とこれを聞いてブチ切れない移転容認派の人っているのかと思う。

少なくとも俺はかなり腹が立った。


当初から「地上と地下を完全に遮断するんだから地下水の水質なんて関係ないでしょ!あんた自分のマンションの井戸水飲むんですか?」というロジックが前提としてあって、共産党の連中などがそれにケチをつけ、それに振り回されてしまった世論に乗っかりつつ、自民党にケンカを売るためのおもちゃにしたのは他ならぬ小池氏だったのに、こうあっさりとコメントされたら今までのドタバタ劇はなんだったんだよと誰でも思うだろう。


無責任と言えば過去に普天間基地の移設問題で「最低でも県外」と言った鳩ちゃんと同レベル


結果的には無事に豊洲への移転が決まって良かったけど、自身の不要なパフォーマンスのせいで、随意契約による工事費の吊り上がりによる損失費用や、決定が遅れたために暫定的な運用しかできない環状2号の件、大会後のその追加工事の費用や、業者への迷惑料などはもちろん小池氏が持ってくれるんですかね

しかも、「豊洲移転・築地活用」の築地活用って、都が民間より上手に活用して利益を出せるというんですかね。


都知事として何もやっていないのに国政に欲を出して大失敗して、あろうことかそれを投げ出し、都政すら既にレームダック状態になってしまったが、本当に「失敗の本質」から学んでいるのだろうかと首を傾げざるを得ないけど、見通せずに一票入れた俺も悪かったと心から思う

さすがは理念が死ぬほど変わりまくる小沢一郎氏の過去の愛弟子にして、風見鶏と言われ続けただけあって、世論の読みだけでいかにでも行動をする権謀術数の権化ぶりには頭が下がる。


そして、途中で辞任しなかったら2020年7月まで都知事の任期は続くわけで、当然再選はないとして、東京オリンピックは着任したばかりの都知事でやるってことですかね。

 

神輿に担ぐ人はよくよく考えないと…