以下、本日、2017年12月3日付のフォーブス・ジャパンの記事の引用。
英エコノミスト誌の調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)が毎年発表している報告書によると、シンガポールはここ4年間にわたって『トップ』を維持している。
EIUは食料品から公共料金、住居費まで160のカテゴリーに含まれる商品とサービス、合わせて5万品目の価格・料金を比較した結果をまとめ、順位を割り出している。最新のランキングで10位までに入った都市は、以下のとおりだ。
以下はその結果です。
1シンガポール 2香港 3チューリヒ 4東京 5大阪 6ソウル 7ジュネーブ 8パリ 9ニューヨーク 10コペンハーゲン
どういう基準で決めているのか知らんが、これがまともな感覚ではないことは100人中97人は思うこと。
前にイギリスのマーサーの記事にも憤慨したことがあるのだが、イギリスのエコノミスト誌の調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニットとやらの調査機関としてのポンコツぶりは尋常ではないですな。
ジュネーブやニューヨーク、圏外のロンドンと比べて20年間デフレが続く東京のどこが物価が高いのか逐一聞いてみたくなる。
EIUの紹介ページには以下のように書いてある。
EIU の最大の特徴は、その独自の見解や分析であり、各国のスペシャリストであるアナリストは、母体となるThe Economist の精神を受け継ぎ、客観性はもちろんのこと、斬新で革新的な見解を辞さないため、単なる経済情報とは一線を画す、質の高いサービスを提供しております。
悪意があるにしてもないにしても全く話になりませぬ。
こういうニュースをストレートニュースとして報じるファーブス・ジャパンの見識のなさにも驚かざるを得ませんな。
コペンハーゲンよりも東京のほうが高いということは絶対にない