都議選の選挙活動が始まり、はなはだ迷惑な騒音の日々が始まった。
公明党候補の街宣車が来たというわけではないが、いつも思うのが、何故に公明党は都議選にあれほどまでに注力するのかということである。
これは共産党もまたしかりであるが、やはり公明党は顕著で、新聞などには公明党は都議選がある時はそちらに注力したいがために国政選挙を嫌うと書いてあることも多い。
日本全国の学会員が東京に気を送るというぐらいの気合を感じる。
選挙時期の公明新聞の一面の議員写真の形相は狙って撮っているとはいえ気迫が半端ない。
公明党の施策は概してまともだし、自民党・民進党・維新の会あたりと違って議員が失策を犯すことも絶対になく、人物も立派そうで安定感のある人ばかりである。
価値観が全く違う共産党は個人的に話にならないが、だからといって宗教団体がバックにあるとわかっているのに公明党を選択肢に選ぶ人も多くはないように思う。
共産党や公明党はほぼ全てが組織票で投票率が低ければ低いほど躍進する政党である。
部数維持に苦労しており、経営の問題もあるだろうが、共産党が必死にしんぶん赤旗の読者を開拓したり、公明党がお友達作戦で投票を促したりするのは構わないけれど、これらの活動は内部の結束を高めこそすれ、これほど実らない活動もそうそうないだろうと不思議に思う。
前者を目的に見せかけて実は後者が目的と言うのであれば言うことはないのだが、労が多い割には実りが少なさそうで大変だろうなと思う。
共産党の支持者なんて老人が多いものだから夏の暑い日なんて倒れやしないかと見ていて気になって仕方ない。
ここからは余談。
僕は築地市場の近くに住んでいるのだが、公明党の活動が際立って見えるということは特になく、場所柄、年中共産党の党員が移転反対ののぼりを持って立って演説をうっているのばかりが目に入るし、朝日新聞前で絶叫する右翼の街宣車の声が聞こえてくる。
あと、笑えるのが選挙時期になると隅田川を上り下りする船の街宣船を見られることがあることである。
夜の屋形船から聞こえるカラオケで慣れてるから気にならないけど。