GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

勝鬨橋で始めた道楽のゴミ拾い

会社に行き、昼食を家で食べるときには家に帰り、また会社に戻り、家に帰って、1日に4回も勝鬨橋を渡っているのだが、歩道のゴミの量にうんざりすることが多かった。

「なんでゴミを捨てるのだ」「行政はどうなっとるんだ!」「観光客や外国人も多いのに…」などと、平日は橋を渡らないパートナーにブツブツ言っていたら、「じゃあ、自分で拾えば?」と言われ、「そうだ!それだ!なんでそんな簡単なことを思いつかなかったのだ!」ということで、少し前から週に1回もしくは2回ほど橋の上のゴミを拾っている。

 

ゴミ拾いをするにあたって、「まずはゴミばさみを用意しなきゃ」ということで、豊洲のビバホームで1本680円のゴミばさみを2本購入し、掃除範囲を勝鬨橋両側の歩道と定め、パートナーと一緒にゴミ拾いを始めた。

 

始める前は人目に対する照れもあったのだが、最初のゴミを拾ってからはゴミと袋の間をゴミばさみでストロークさせることに必死なのと、どんどんキレイになっていく快感でかなり楽しい。

 

ゴミの内容だが、数でいえば圧倒的に多いのが吸い殻で、それこそもういくつ拾ったかわからないぐらい拾った。

次いで、食べ物の包み紙で、質量的に多くて散乱していることが多いのが市場から出たトラックからこぼれた発泡スチロールだ。

あと、風が強い雨の日の後には傘が捨てられていることも多く、前回なんて4本も拾った。

 

拾ったゴミは管理人に見つかったら怒られそうだが、うちのマンションのゴミ捨て場に捨てている。

ゴミ捨てルールは守って捨てているから大目に見て欲しいなんて思っているけど、本当は違反なのだろうなあ…。

 

回によって違うが、せっかくゴミひとつない状態にしても、翌朝にいきなりゴミが散乱していてガッカリすることもあれば、数日はもってくれることもある。

ゴミの量もまちまちで初回はポリ袋1袋だったのに、何故か前回はポリ袋2袋もあったし、大きめの買い物袋1袋で済むこともある。

また、市場の労働者やトラックの運ちゃんが捨てていると言いたくはないが、昼よりむしろ深夜・早朝に汚くなっている気がしている。

 

通行人には「ボランティアですか?」「ご苦労様です」と声をかけてくれる方もまれにいるが、ゴミ拾いをするのは、僕個人が勝鬨橋が汚いままになっているのが嫌なだけで、これは完全に趣味であり、自分のためにやっていることだ。

人のためになりたい気持ちを優先して行うのであれば被災地支援をする。

ただ、逆効果だったのは、前よりもず~っと勝鬨橋の歩道のゴミが気になるようになったことだ。

日に4回通る度に心の中で「誰だ!うちの橋にゴミを捨てるヤツは!」「そろそろ拾わんとな~」とブツブツブツブツつぶやいている。