GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

K-1 WORLD MAX 2008 世界一決定トーナメント 開幕戦 [2008/7/7]

全体の感想

佐藤選手がブアカーオ選手に勝ったのは本当にすごいが、どういった差がああいう試合を呼び込んだのかはわからない。

決まり手は右パンチのようだが、なぜにあの攻撃だけが今までブアカーオ選手がくらったあらゆる攻撃の中で唯一意識を寸断しえたのかもわからない。

ただ、誰もKOできなかったブアカーオ選手をKOしたという実績だけはいつまでも残る。

次回の魔裟斗選手と佐藤選手の無傷状態での試合は本当に楽しみだし、お互いに賭けるものが大きな一戦だが、より賭けるものが大きいのは魔裟斗選手だから魔裟斗選手にとっては大変である。

私はずっと昔から佐藤選手のファンだが、佐藤選手が勝っても魔裟斗選手の人気を奪うことができないことが明白なのはファン全体にとって少し痛い。

 

魔裟斗選手は完璧な試合運びでドラゴ選手を圧倒したが、ああいう差は10回戦って10回勝つ差である。

佐藤選手は10回戦って10回判定勝ちできる戦い方を理想とするというが、魔裟斗選手がそれを体現した感じである。

KOできなかった理由は明白でドラゴ選手が魔裟斗選手の攻撃を怖がってかガード一辺倒になっていたからである。

ガードをして打ち終わりに大技を出して、それを魔裟斗選手が全て完璧によけるのだからあれでは全く勝ち目がない。

また、ボクシング技術の差が他の選手とどんどん開いているのも間違いない。

次戦においては佐藤選手との身長差・リーチ差をどうやって埋めていくかが魔裟斗選手の練習のメインテーマとなるのであろうか。

 

チャオプラヤー川近くの屋台街