- 東京国立博物館[平常(常設)展] ★★★★☆
- 国立西洋美術館[常設展] ★★☆☆☆
- 国立科学博物館 ★★★☆☆
- 江戸東京博物館[常設展] ★★★★★
- 江戸東京たてもの園 ★★★★☆
- 深川江戸資料館 ★★☆☆☆
- 下町風俗資料館 ★☆☆☆☆
- 日本民家園 ★★☆☆☆
- ジブリ美術館 評価放棄
- 庭園美術館 ★★★☆☆
- 朝倉彫塑館 ★★★☆☆
- 聖徳記念絵画館 ★★☆☆☆
- 日本科学未来館 ☆☆☆☆☆
- 上野動物園 ★★★☆☆
- 多摩動物公園 ★★★☆☆
- 井の頭自然文化園 ★☆☆☆☆
- 葛西臨海水族園 ★★☆☆☆
- しながわ水族館 ★★☆☆☆
- エプソン品川アクアミュージアム ★★★☆☆
- すみだ水族館 ★☆☆☆☆
- 馬事公苑 ★☆☆☆☆
- 目黒寄生虫館 ☆☆☆☆☆
- 新国立劇場 ☆☆☆☆☆
- 東京都現代美術館 ★★★☆☆
- 根津美術館 ★★★★☆
- 原美術館 ★★☆☆☆
- その他
【注釈】
たびたび更新してますが、最後は2019年1月に更新。
どこの博物館・美術館でもそうだが、常設展と違って企画展というのは平均で1,500円ぐらいと、どこも料金が高い。
理由は十分に納得できるとはいえ、本当に好きな人・好きな展以外にはなかなか足が伸びないものですわな…。
とはいえ、常設展には安くて誰にでも楽しめるものが多いので、本当は私なんかが評価するのはダメだと思うのですが、あえて、素人視点で常設展を中心として驚き度を評価しました。
東京国立博物館[平常(常設)展] ★★★★☆
ナショナルミュージアムである。
常設展は600円(月曜休)。
格は違えど、イギリスなら大英博物館、フランスならルーブル美術館(「Musee du Louvre」なので私は博物館と解釈している)にあたる施設だ。
外国のものばかりを置いている大英博物館と違って主に日本固有の文化を紹介している。
建物も本館は変に西欧風となっておらず、日本風の意匠となっていて安心できる。
本館・平成館が日本ギャラリー、東洋館がアジアギャラリーとなっており、他に法隆寺宝物館がある。
一際美しい表慶館は工事中で、資料館は研究などの用途がないと利用できないようだった。
展示されている日本文化の半分以上は仏教芸術が占めるが、「昔の人は信仰心が深かったんだな…」と思うと同時に「俺も仏像でも彫ってみてどれぐらい難しいものなのか知りたいものだな…」という気にさせられる。
本館・平成館を見てから東洋館に行くと、中国のものと似通っていることを思い知らされてしまう。
他の美術館や博物館と違ってかなり白人系の観光客が多いのだが、「中国とソックリだな」と思われるのだろう…。
まあ、西洋もそうだといえばそうだし、日本文化は中国をお手本として後々に独自に発展した文化である。
というわけで、縄文・弥生・石器・江戸時代のものには独自性があるわけで、個人的には江戸時代に日本文化の精華を見る気がする。
なお、明治時代以降の作品の展示はほとんど見かけなかった。
東洋館にはインドやエジプト世界の展示もあるが、仏像の顔がコーカソイド系になっており、こちらがオリジナルとわかっていても、普段頭に描いている仏像とあまりにかけ離れた雰囲気をしていてとても印象深かった。
とはいえ、ものつくりの国日本、決してひけをとっているわけでは断じてないわけだが、法隆寺宝物館ではそれを強く実感できる。
私が行った時には法隆寺資料館のお客のほどんどは白人だった。
ちなみに国立博物館は日本に4つあって、あと京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館がある。
神殿風の外観ですな…
上:名刀「正宗」
左下・右下:土偶さん
国立西洋美術館[常設展] ★★☆☆☆
常設展は600円(月曜休)。
ちなみに国立美術館は日本に5つあって、あと、東京国立近代美術館(所蔵作品展はあるが常設展無し)・国立新美術館(常設展無し)・京都国立近代美術館・国立国際美術館(大阪)がある。
誰でも知っている至宝はたくさん存在しているモネの「睡蓮」のような気がするが、私にとっては大した絵には映らなかった。
なお、星2つになっているのは私に絵を見る芸術心がほとんどないからである。
また、東京都の美術館は3つあって、東京都美術館(上野)・東京都写真美術館(恵比寿)・東京都現代美術館(清澄白河)があるが、常設展は無い。
世界遺産に…
国立科学博物館 ★★★☆☆
常設展は500円(月曜休)。
子供の料金がタダであることもあって、お客のほとんどは子供連れだが、大人でも十二分に楽しめる。
…とはいえ、自分の記憶からしても理工・自然科学系への好奇心が最も高かったのは子供の頃だったので、子供の時に来てみたかった。
色々な科学の展示をしているが、やはり圧倒的に目を引くのは自然科学系のコレクションの膨大さ。
虫・甲殻類・魚類・両生類・爬虫類・恐竜いずれのコレクションもものすごく膨大だが、新館3階の哺乳類の剥製のコレクションはあまりにも圧巻。
なお、ここにも寄生虫のコレクションはあるので、ここに行くなら目黒寄生虫館に行く必要はないでしょう。
ものすごい数の剥製があり、これを見るためだけにでも行く価値がある
江戸東京博物館[常設展] ★★★★★
常設展は600円(月曜休)。
隣に両国国技館を眺められる位置に、江戸東京博物館は存在する。
両国国技館と江戸東京博物館は横網1丁目という住所にあるが、当然、これは「よこづな」ではなく「よこあみ」と呼ぶ。
「横綱1丁目なんて国技館も粋な名前の住所だな…」と思いこんでいて、ある時によく見たら横網だったことに気づいた。
…で、この江戸東京博物館はかなり巨費を投じて造られただけあって、超オススメである。
江戸文化・明治~昭和の東京の両方を模型を中心に楽しく学べるようになっている。
行って絶対に損はない!
余談だが、近くにすみだ北斎美術館や刀剣美術館もあるが、内容は江戸東京博物館とかぶっていなくもないので、これらは特に興味がある場合に行けば良いと思う。
模型を臨場感が出るように撮影してみました
実物大の日本橋が…
こちらは旧安田庭園から見た刀剣美術館
モダンなすみだ北斎美術館
すみだ北斎美術館内の葛飾北斎の人形は微妙に動いて本物のじいさんかと驚く
江戸東京たてもの園 ★★★★☆
小金井公園内にあるのだが、武蔵小金井駅からバスに乗って行く必要がありちょっと遠い。
でも、結構オススメの場所です。
貴重な建築物を園内に移転させているため情緒ある景色が誕生している
上:高橋是清邸
下:洋館も数館存在している
深川江戸資料館 ★★☆☆☆
深川江戸資料館(入館料300円・月曜休)は、都営地下鉄大江戸線・東京メトロ半蔵門線の清澄白河駅の近くというあまり交通の便の良くない場所にあり、規模も小さいが、150年前の深川のたたずまいを忠実に再現した映画のセットを思わせる館内はなかなかオススメである。
このようなセットは江戸東京博物館にはないので余裕があれば両方行ってみると良い。
また、同じような博物館に上野の下町風俗資料館があるが、ここに行くのならば下町風俗資料館には行かなくて良いと思う。
こちらのほうが断然良い。
セットがすごい
下町風俗資料館 ★☆☆☆☆
不忍池の南東側にある下町風俗資料館(入館料300円・月曜休)は、明治~昭和の東京の庶民文化が展示されておりかなりコンパクトだがそこそこ楽しめる。
ただし、江戸東京博物館や深川江戸資料館のほうがオススメ。
日本民家園 ★★☆☆☆
日本民家園(入場料500円・月曜休)は川崎市の向ヶ丘遊園にあるが、日本の古民家を集約させた野外博物館である。
すばらしい施設だが、たてもの園のようなレパートリーがないのは仕方ないけれども残念な点でもある。
なお、生田緑地の大自然に囲まれていてかなりリフレッシュできる。
日本民家園
ジブリ美術館 評価放棄
ローソンのLoppiで時間指定のチケットを購入する必要があり、それ以外の方法では入れない(1,000円・火曜休)。
ジブリ美術館はJR中央線三鷹駅・吉祥寺駅どちらからも歩いて15分程度の場所にある。
オススメなのは行きに三鷹駅からジブリ美術館へ向かい、帰りに井の頭公園経由で街を散策しながら吉祥寺駅に戻るルートである。
ここは、宮崎アニメが好きな人はもちろんのこと、美術館の類が好きではない人でも十分に楽しめる。
個人的としては複数回行っているし結構オススメである。
個人的には星3つかな。
「バルス」と言っても何も起きませんですた…
庭園美術館 ★★★☆☆
入館料は800円と意外に高い(庭園だけだと200円・第2および第4月曜休)。
旧朝香宮邸にして、旧首相公邸にして、迎賓館だったアール・デコ調のこの建物は建物自体が美術館といえる。
催し物を変えながら運営されているが、極めて保存状態の良いこの建物が主役であることには変わりないと思う。
アール・デコってモダンだわ…
朝倉彫塑館 ★★★☆☆
入館料は500円(月曜・木曜休)。
彫塑家・朝倉文夫のアトリエと住居だった建物で、ブロンズの彫像が立ち並ぶが、やはり注目なのは和洋折衷の摩訶不思議な建物で、谷根千散策のついでに立ち寄るのがオススメである。
東京で庭園美術館や原美術館と並んで思わず住みたくなるようなステキな建物である。
朝倉彫塑館の屋上から建物と庭
聖徳記念絵画館 ★★☆☆☆
入館料は500円(年中無休)。
明治神宮外苑に見えるひときわ美しい建造物である。
中の絵画を鑑賞することで明治天皇の人生と明治時代を学習することもできる。
やけに立派な建物です
日本科学未来館 ☆☆☆☆☆
入館料は500円(火曜休)は人によるだろうけど、子供の頃理科大好き→大人になって理科嫌い人間の私にとってはあまり楽しめませんでした。
すみません。
上野動物園 ★★★☆☆
入場料は600円(月曜休)。
地図で見ると広くないのだけど、すごくたくさんの動物がいる感じがして場所も便利だし楽しめる!
個人的にはマレーグマの動きがおかしくてたまらないのでマレーグマがイチオシ!
あと、オイラの大好きなカピバラさんやナマケモノがいるのもステキ!
日本で一番有名な動物園かな…
都会の中でも多くの動物が出迎えてくれます
多摩動物公園 ★★★☆☆
入場料は600円(水曜休)。
規模などは上野動物園に匹敵し、上野のスターがパンダならこちらにはコアラがいる。
井の頭自然文化園 ★☆☆☆☆
入場料は400円。
大した動物はいない。
昔は、アジアゾウのはな子がいたが死去した。
そしてこのはな子には人を踏み殺したという負の側面があったことに地味に驚く。
今は亡き昭和22年生まれのはな子は人を一人踏み殺した悲劇の歴史を持つ…
上:本園入口
左下:分園入口 右下:スッポンの顔がおもしろかったので…
葛西臨海水族園 ★★☆☆☆
入場料は700円(水曜休)。
水族館の割に入場料が安め。
世界の海ごとに細かく水槽を分けて解説している。
良かったっすよ。
しながわ水族館 ★★☆☆☆
区立でも入館料は1,300円と意外にする(火曜休)。
ここも良かったっすよ。
ただ、これまで行った水族館では大阪の海遊館が一番すごかった気がするなあ…。
沖縄のちゅらに行っていないのだけど…。
そういえば、リニューアル後のサンシャイン国際水族館にも行ったことがなかった。
全然行ってないじゃん。
エプソン品川アクアミュージアム ★★★☆☆
入館料は1,800円と高額。
水族館自体はかなり小ぶりで価値低し。
ただし、イルカとアシカのショーは最高。
すみだ水族館 ★☆☆☆☆
入場料は2,300円と高めな割に館内は狭い。
しかし、私はオリックスの株式を持っていて、株主優待の中から年間パスポート2人分(4,600円×2)をセレクトして何度も通ったので愛着はひとしおある。
ショーは餌やり程度で、目玉はおそらくはチンアナゴという水族館。
美しいビッグシャーレ
馬事公苑 ★☆☆☆☆
入場料はかからない。
馬が好きならば行ってみると良いと思う。
ただ、自分が行ったときはホースショーをやっていたのでとても賑やかだったが、普段は静かなのかも…。
上:馬事公苑正門
下:訓練の様子
目黒寄生虫館 ☆☆☆☆☆
JR山手線目黒駅西口から権ノ助坂を下って15分ぐらい歩いたところにある。
館内はかなり狭いけど、入館料がタダだから是非とも行ってみるべし!(月曜休)。
長~いサナダ虫くんを見たくてしょうがない人や寄生虫くん達が大好きな人にはパラダイス。
しかし、私はこういった生物がかなり苦手なのであまりよくは見ていないのでした。
地味な外観なので通り過ぎないように…
新国立劇場 ☆☆☆☆☆
観たい劇もないのにわざわざ行くところではありませんわな…。
ただ、皇居脇の国立劇場は日本舞踊・邦楽・民俗芸能等の上演が行われるが、こちらはオペラ・オーケストラ・ミュージカルを上演する場所なわけで、私にとっちゃこちらのほうが断然大切な施設でありますわな…。
都立の文化施設は2つあって、東京文化会館が上野、東京芸術劇場が池袋にある。
雅楽は皇居東御苑楽部にて聴くことができるらしいが、抽選でないと聴くことができないらしい。
東京都現代美術館 ★★★☆☆
魅力的な企画展を数多く開催しており、常設展も現代美術が好きな人は楽しめる。
ここには私も結構行っている。
改装工事を経てリニューアルオープンした。
根津美術館 ★★★★☆
入場料はそこそこするが庭がとにかく立派。
実は東京で最高の紅葉を見ることができる。
六義園も立派だが、こちらのほうが静かに紅葉を楽しめる。
青山で最高の紅葉を見られる
原美術館 ★★☆☆☆
とても気持ちの良い空間だし、おもしろい企画展をやっていることが多い。
2021年1月に閉館になるとのことで、まことに残念である。
その他
サントリー美術館や森美術館や山種美術館や三菱一号館美術館などの民間の美術館は常設展があるというよりは企画展中心なのでここでは評価していません。
ただし、森美術館には結構行っているが東京シティービューもついてくる時はかなりお得。
なお、森アーツセンターギャラリーにはついて来ない。
なお、国立新美術館も同様ですが、常設展がない美術館は美術館いえるのか、ギャラリーと呼ぶのではないかという疑問を個人的に持っております。
また、靖国神社の遊蹴館には何度も行っていますが、ここは私が評価とかそういったことを行うのは不適切かと思って評価をしませんでした。