GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

K-1 WORLD MAX 2006 世界王者対抗戦 [2006/9/4]

 

各試合ごとの感想

HAYATO VS ●アルトゥール・キシェンコ (延長判定3‐0)
マイク・ザンビディス VS ●TATSUJI (判定3‐0)
○ドラゴ VS ●寒川直喜 (判定3‐0)

同じジムでインストラクターをしておられる3選手は善戦したと思う。

HAYATOさんは強敵キシェンコ選手相手にすばらしい試合をして安廣選手を除けば唯一の勝利を収めた。

去年も同じ大会でブラックマンバ選手を破ったが、本当にすごいものである。

TATSUJIさんも判定負けをしたもののザンビディス選手相手に真正面から打ち合ったのは立派だった。

判定負けとはいっても両者の甲乙はつけがたかったように思う。

放映されなかったし、負けてはしまったけど寒川さんも善戦したようである。


ヴァージル・カラコダ VS ●前田宏行 (2RTKO・ドクターストップ)

日本ボクシング3階級制覇の前田選手はヴァージル・カラコダ選手からダウンを取るなど善戦していただけにドクターストップは残念であった。

 

イアン・シャファー VS ●須藤元気 (2RTKO)

須藤さんは「今から!」という時に残念な結果に終わってしまった。

やはり、久々のK-1復帰戦の相手がイアン・シャファー選手というのは厳しすぎた気もする。

相手が厳しいといえば宍戸選手がそうだったが、まさかあれほどまでに何もさせてもらえないままKO負けしてしまうとは思わなかった。

大きな期待を背負っていただけにまことに残念である。

 

アンディ・サワー VS ●小比類巻貴之 (3RKO)
アルバート・クラウス VS ●佐藤嘉洋 (判定2‐0)

エース級の選手の試合は残念な結果に終わった。

小比類巻選手は自分でも認めていたようだが、サワー選手の自力に押し切られたような気がしたし、佐藤選手はさすがに「このままじゃまずいぞ…」と思ってしまう試合内容だった。

どうにかしてバージョンアップをはかっていただきたいものである。

 

○ブアカーオ・ポー.プラムック VS ●宍戸大樹 (1RKO・左フック)

ブアカーオ選手の異常な強さが光まくった一戦。

わずか15秒で負けた宍戸選手は悔しいなんてものじゃないだろう。

 

安廣一哉 VS ●アンディ・オロゴン (判定2‐0)

アンディ・オロゴン選手はデビュー戦とは思えないほどに落ち着いた試合運びをしていてビックリした。

 

○ファリッド・キダー VS ●山本優弥 (判定2‐0)
○SHUNOBU・ツグト・アマラ VS ●ジョーダン・タイ (判定3‐0)
○サトル・ヴァシコバ VS ●タカ・オサミツ (1RKO)

TV放送無し。

 

全体の感想

今回は珍しく魔裟斗選手が解説席に座っていたが、さすがに魔裟斗選手なだけあって、かなり内容が伴った解説をしていたのが光った。

他の日本人選手がコケて一番喜んでいるのは魔裟斗選手だったりして…。

しかし、ブアカーオ選手とサワー選手が抜き出ていて、それに続く魔裟斗選手がどこまでやれるかというところが現状なのだろうと思った。

テクニックよりもフィジカルや精神面の強さが大切になってきている気がする。

サッカーもそうだというが、成熟してくるとそういうものなのかな…と思った。

実際に選手に聞くと「外人はテクニックは大したことないけどパワーと圧力がすごい。特に白人のパワーはすごい」と語っておられることが多いが、このことが日本人選手にとっての最大の泣きどころなのだと思う。

 

バンコク市内のディープゾーン