GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

日本経済と労働政策⑦ 生産性の比較

日本の生産性は低いと言われるが、今回は生産性について触れる。 生産性は一人当たりのGDPはいくらなのかという数字を見れば比較できるので、一人当たり名目GDPを比べれば簡単にわかるのだが、より公正に比較する方法として、就業1時間当たりの一人当たり購…

日本経済と労働政策⑥ とうとうGDPギャップが埋まった

消費が増えない根本的な理由は、GDPの6割を占める肝心の家計の可処分所得がいつまでも増えないからである。 企業は不況時に人件費を下げずに労働分配率を上げて踏ん張っている代わりに、好況時になると労働分配率を下げて人件費を上げないまま長らく経営して…

金曜日の黄金町と寿町訪問

本ブログに検索から訪問する人がどのページにアクセスしているかはわかるようになっているのだが、黄金町について書いたページへのアクセスはかなり多い。 かつて飾り窓に何百人という売春婦が立っていたが、当時の中田宏市長が主導した浄化作戦で一網打尽に…

日本経済と労働政策⑤ デフレの影響が極端過ぎな日本

GDPは一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額であり、主に四半期単位もしくは年単位で算出する。 GDPは生産・支出・分配のどの観点から見た時も同じ金額になるが、これは三面等価の原則といわれ、常に「生産=支出=分配」という式が成り立つというこ…

日本経済と労働政策④ 供給力が必要な途上国と需要が必要な先進国

4回目と5回目は労働政策というところからは一旦外れて、経済全般について触れる。 経済学の大原則だが、自由市場下では需要曲線と供給曲線が一致したところで均衡価格が成立する。 需要と供給の少ないほうの増減に合わせて、取引量やGDPが決まっていく。 一…

日本経済と労働政策③ 移民政策

移民を受け入れてしまうと時給の上昇圧力が挫かれて時給が下がるうえ、短期的にも長期的にも社会不安の原因になりやすいので、日本は移民政策には長らく慎重な立場を取り続けてきた。 先日、日本商工会議所などが外国人労働者の受け入れを強く陳情している件…

日本経済と労働政策② 労働需給の逼迫

今回のシリーズのために先日に別途書いた内容が下記の内容である。ここで述べたのは以下のような内容である。 日本での新卒時の就職は、就“職”ではなく就“社”なので、日本企業においては自らが望むようなキャリアを構成し辛い。 また、キャリアやスキルの細…

日本経済と労働政策① グローバル化の影響

いつもは俺の意見をメモするのに使っている本ブログだが、これから9回にわたって、日本経済と労働政策全般について思うことを書く。 本ブログは適当に書いている回と、ガチで書いている回があり、本シリーズは久々にガチで書くシリーズとなる。 シリーズの途…

変人のモノ管理

俺は異常に神経質で面倒くさい人間だ。 リモコンは常に直角に並んでいないと気が済まないし、排水溝の掃除は毎日するし、部屋に埃が落ちていることも許さない。 そういう意味では同居人にとっては便利な存在だろうと思い込んでいる。 モノに関してもきちんと…

FFR・シャイニングマンデー・原爆の日

世界に自由貿易を求める圧力をかけ続けてきたアメリカが逆に自由貿易を阻害する時代になっているが、そんな中で日本とアメリカの日米通商協議=FFRが行われている。 アメリカの変節に際し、「どの口が言うか!」とは思うが、俺は子供の頃からアメリカの外圧…

むしろ夏より冬に時間を早めてくれ

日本でサマータイムの実施が検討されているようだ。 もちろん、オリンピックを挟んだ2年間のみの実施というのは論外だと思うのだが、これまで森喜朗氏と俺の考えが一致した記憶がない。 俺が宮崎から上京した際に、冬場に東京の日没があまりに早すぎて戸惑っ…

東京医科大学の入学試験における男女差別について思うこと

アメリカの大学でペーパーテストで入試をしたら人格を捨ててガリ勉に励む中国人や韓国人ばかりになるので、私学がアファーマティブ・アクションによって合格者を選別するのは仕方ないと思う。 また、高潔な人格や志の高さや手先の器用さなどが求められる医学…

京セラフィロソフィは人生のやりがい搾取なのか?

前回、日本の終身雇用制度は正社員が自分の職種を自分で選べないこと、転職をしたら収入が大幅ダウンして人生設計を大きく狂わされるために何があっても辞めずに働くしかないことを、「従属者」と呼んだ。 自分で選んだ職種や仕事ではなくとも大きなやりがい…