GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

1949年建国なのに1945年9月3日の勝利を祝う式典

前回も書いたが、日本軍とほとんど戦わずに山奥に潜んでいた人たちが1949年に建国した国において声高に1945年9月3日の勝利を叫ぶ式典に、高木正雄の名で満州国軍軍官予科に志願入隊して首席で卒業後に日本軍の将校としてソ連軍と戦って終戦を迎えた元大統領の娘の現大統領と、ロシアの大統領がその中心として式典に出ているのだから歴史とは不思議なものだと思わざるを得ない。

 

戦後70年経って世代がほぼ入れ替わった今でも十数億人の人口を擁する大国が一億二千万人しかいない国に勝った勝ったと言って騒ぎたてるのだから、日本も存在感のある国なんだなあと逆に感慨すら覚える。

 

とはいえこの国もこの国で、オリンピックのエンブレムの騒動を見ても、国立競技場の一件を見ても、責任の所在だとかプロセスだとか判断という部分について不可解な面が出るとその悪しき例としてどうしても先の戦争のことを思い出してしまうのだが、70年経っても日本人の悪い部分は炸裂しまくっているなあと思う。

昔読んだ「失敗の本質」という大東亜戦争の敗因を分析したという本に書いてあることを思い出し、いつになっても日本人は変わらないんだなあと残念に思うのだ。

 

いつもの癖でくるくる話題が変わるが、それにしてもエンブレムの件で思ったのは、ネット社会において悪いことは隠せないということと、有名税がどんどん上がっているということの2点に尽きる。

陰湿な人間というのは古今東西関係なしに存在するのはわかりきったことなので、今昔や国柄を問う気はないが、ネットが恐ろしいということだけはわかる。

有名になってしまうと過去のあらゆる事項をあらゆる方面からチェックされてしまうということが起こりうるのだが、世の中に人に触れられたくないことのない人間なんていないのにどこまでもそれを追求されたり、デマまで流されてしまうリスクがあるなどと思うとあまりにも恐ろしすぎる。

  

さらに、近々マイナンバー制度が導入されて脱税や資金洗浄がしにくくなる。

こちらについてはしがないサラリーマンだし、投資益も完全に申告しているので俺は大丈夫なのだけども…。