花粉メガネは普通の人が某メーカーの製品をかけると98%の花粉をカットできるのだろうが、安物であろうとそうでなかろうと、俺の鼻が鷲鼻気味なために俺がかけると隙間だらけになり、全くそのようにはいかない。
それをどうにかするために年々改良を重ね、行きついた結果が、黒いビニールテープをガチガチに貼って成型していってゴーグルをしているようにフィットする自分用メガネを作ることで、やっとそれが昨年に完成したので、今年もそのメガネで花粉が目に入ってくる現象はカットできている。
このメガネのおかげで長年悩まされ続けた目の痒みとほとんどオサラバできたので、テープ剥がれのメンテなどはたびたびやってはいるものの、個人的には実にうれしく思っている。
また、病院で処方されるアレグラを飲んで、目の痒みを抑えるまでにはいかないものの、鼻に関してはおかげさまでマスクをしなくても両鼻とも通るため、マスクはしないようにしていたのだが、たまに軽い頭痛になることがあって、「もしや、鼻づまりはなくても花粉が身体に全く害を及ぼさないということはあるまい」と思って、昨年からマスクもすることにした。
ところが、マスク&メガネの組み合わせだと俺の場合はメガネの曇りに悩まされる。
残念ながらメガネをほとんど密閉しても鼻の上に漏れてくる空気を完全に遮断するまでには到らないようである。
それでマスクに色々と細工をしてきたのだが、どうしてもそれが解消できず、とうとう、マスクの上をサージカルテープやセロハンテープで止めてメガネをかけたら当然ではあるがほとんどメガネが曇らなくなった。
また、今年はテープなしでも空気の漏れないマスクの上部の折り方を色々と考えることにして試行錯誤の上でそれなりに良い折り方を発見した。
テープほどには機密性はないもののこれでもなんとか大丈夫な状況になっている。
なお、折り方の詳細については説明が難しいので割愛する。
花粉メガネとマスク、もしくは、テープで成型した花粉メガネと上部にテープを貼ったマスクの組み合わせは変人以外の何物でもない。
さほど人の目は気にしない俺だが、今はスギだからいいけど、実は残念なことにヒノキだのブタクサだのの花粉症でもあり、まだまだ5月末まで花粉症対策が必要なため、だんだん恥ずかしくなるのである。
そのため、最近はマスクをやめて鼻に栓をする形状のマスクを試しているが、あれで花粉をカットできるかどうかは良くわからないままである。
鼻に栓をするタイプのマスクは水に濡らしてから装着するものの、日々使い捨てしなければならないらしく、その日に限って洗って使うことが可能とのことだが、値段が高いのと、俺は薬のおかげで鼻水が全く出ないため連日同じものを洗って着用している。
これで何とか花粉症の症状を抑えて生活できているが、そもそもスギ花粉症は日本以外の国ではほとんどないとかでこの国にスギが植えられまくっていることに腹が立つのだが、あいにく俺はスギ以外もアレルギーがあるのでスギオンリーのアレルギーの人ほどは腹を立てずに済む。
でも、スギアレルギーだけなら舌下免疫療法治療薬を是非とも試したいのだが、色々な花粉アレルギーがあると話は別だろうからこれはまだ先の話になりそうである。
現在のように花粉症対策が万全になるまでは花粉症を呪っていたが、アレグラとテープで改造した花粉メガネと目の洗浄液とマスク着用法の工夫で乗りきれるようになってからは、前回と同じくありがたいことにちょっと面倒くさいだけで済むようになっている。
【追記】
この記事のずいぶん後にシダトレンによる舌下免疫療法を始め、スギ花粉症に関しては劇的に軽減しました。
ヒノキなど、その他の花粉症については軽減してませんが…。