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  世の中の歪みをかいくぐってひたすら逆張りの人生を歩む俺の意見

実は国民の0.135%の人が総理大臣を決めたという事実

12月14日の衆議院選挙について

選挙が終わると俺が必ずチェックする数値がある。

それは政党別の得票数である。

 

過去に何度も述べているが、俺は小選挙区制という選挙制度を支持している。

これは恐ろしくいびつな選挙制度で、恐ろしく多数派に有利に働く選挙制度であり、選挙制度について支持はしていてもその恐ろしさは有権者として必ず振り返っておかなければならないと考えている。

有権者数は1億396万2,784人で、投票者数が5,474万3,097人で、投票率は52.65%だったそうだ。

以下、選挙結果を分析する。

 

  • 比例自民1,765万8916票+比例公明731万4,236票=2,497万3,152票
  • 選挙区自民2,546万1427票+選挙区公明76万5,390票=2,622万6,817票

    公明票731万4,236票のうち選挙区公明76万5,390票を除く654万8,846票は全て自民と考えられる。
    自民290人に対して公明35人と言われれば大したことないけど、1,766万票に対して731万票と言われれば大したことありますな。
    475議席中、自民党は61.2%の291議席を獲得したが、得票率は比例で32.3%、選挙区で46.5%に過ぎない。

 

  • 比例民主977万5991票、選挙区民主1,191万6836票(選挙区が214万845票多い)
  • 比例維新838万2699票、選挙区維新431万9645票(選挙区が406万3054票少ない)

    比例民主+比例維新で1,815万8690票で、合算すると比例自民より49万9774票多い。
    なお、こういうことはマスコミは大きく扱わないのだが、やはりきちんと抑えておきたい。
    まさに公明党の655万票分は自民党の生命線であるといえる。
    →自民は比例より小選挙区で125万3,665票を多く獲得しているが、民主よりは自民のほうがマシと思う維新支持者の票がほとんどだろう。
    →同じく、民主は比例より小選挙区で214万845票を多く獲得しているが、自民よりは民主のほうがマシと思う維新支持者の票がほとんどだろう。

 

  • 比例共産606万2,962票、選挙区共産704万130票(選挙区が97万7,168票多い)

    →自民と共産しか立候補していない地域での非自民票が約100万票あったのだろう。
    いずれにせよ今のご時勢でも共産支持者は自民支持者の3分の1程度、民主・維新よりちょい少なめ、公明と同程度はいるということは抑えておきたい。

 

次世代141万4,919票、社民131万4,441票、生活102万8,721票、改革1万6,597票でこれらはもはや完全に泡沫政党である。

かつては舛添知事が代表を務めた、しかも今はあの荒井広幸参議院議員個人の政党である改革の得票数は東京1区でマタヨシ氏が得票した1,416票の11.72倍に過ぎない。

ちなみに荒井氏の議席は舛添氏の力でとったようなものである。

幸福の科学ウィキペディアによると以下のようだが、幸福実現党の比例得票数は26万111票であり、731万票を誇る公明党創価学会と違って信者数を30倍~40倍程度多く盛っていたということがわかる。

 

2009年の発表では、全世界80か国に1,100万人の信者・会員がいる。

2010年の発表では、86か国に1,200万人とされる。 

 

俺は、選挙のたびにバランサーとしての投票行動を取るのだが、今回は選挙区で維新=落選、比例で自民に入れた。

俺が自民に入れるのは大抵自民が負けそうな時なのだが、今回は政争よりも成立させるべき法案をどんどん成立させていって欲しいので自民にも入れた。

 

 

実は国民の0.135%の人が総理大臣を決めたという事実

今回の選挙で、1億396万2,784人の有権者に対して比例自民の得票は1,765万8,916票であり、自民得票数の全有権者に占める割合は17%に過ぎない。

 

安倍氏は2012年の自民党総裁選を勝ち抜いて自民党総裁となったのだが、その履歴は以下のとおりである。

選挙人数498票(衆議院116票・参議院82票・都道府県300票)

 

  • 1回目:石破199票(議員票34票・都道府県票165票)・安倍141票(同54票・同87票)・石原96票(同58票・同38票)・町村34票(同27票・同7票)・林27票(同24票・同3票)
  • 2回目の議員による決選投票:安倍108票・石破89票
     

この代表選における安倍氏の1回目の都道府県党員からの得票率は17.8%であることがわかる。

比例自民の得票は1765万8916票で、その17.8%は約314万票であり、これが安倍氏個人を支持する机上の空論での基礎票とみることができ、これを全有権者数で割るとその机上の占有率は3.0%に過ぎないことになる。

それどころか、自民党総裁選における都道府県党員投票総数は78万9,348票で、石破氏23万3376票を獲得したのに対し、安倍氏が獲得したのは国民の0.135%にあたる14万668票に過ぎないのだが、これほどまでに少ない党員からの得票に議員からの得票を合わせて総裁に就任しているのである。

 

マジョリティーのなかのマジョリティーが権力を得るのが民主主義だが、マジョリティーのなかの真のマジョリティーはかようにも少ないのである。

そしてそのものすごく少ないマジョリティーに絶大な権力を与えて効率的に政治を進めやすくしながらも有権者による権力者への制裁を可能とする仕組みが小選挙区なのである。

大統領制・首相公選制ではなく議院内閣制である日本の総理大臣はこれほど少ない人数からの支持を取りつけば獲得できる椅子でもあるのだ。

まあ、大統領制も政党予備選を勝ち抜く必要があるので同様なのかもしれんが。

俺はそれでも日本人にとって日本が首相公選制じゃなくて良かったと思っているが、それにしても派閥ができにくいと言われる小選挙区制であっても議員内閣制における「派閥って大事だよな~」って思いますよね。