いつも大抵そうだが、今日は特にコロコロと話題を変える。
クリスマス前後はピタッと止まっていた為替市場だが、今日は日中もFXのボードを眺めていたら、10年半ぶりの安値圏にあるユーロが100.05円まで進む瞬間を見て、「そこまで下げる材料あるか?」と思ったが、それが相場というものだ。
増税反対の流れには、増税より先に歳出削減をし、かつ、金融政策によって通貨安・インフレを演出することで景気を良くして税収を増やそうという主張と、今回のように民主党の選挙マニフェストを頑なに守って消費税を上げないという主張があって、この両者の差は大きいのだが、主張する内容が同じなのには困る。
離党するのは勝手だが、その多くは民主党から比例選出の議員である。
比例選出の議員全般に言えることだが、党を辞めるなら議員も辞めるのが筋だろう。
また、八ッ場ダム事業再開反対で辞めると言った中島政希氏の主張にだけは俺にも理解可能だが、彼も比例選出なのでアウトだろう。
マニフェスト通りに無駄をカットして、プライマリーバランスをとってマニフェスト通りのバラマキ政策が可能と今なお言うのならわかるが、そうでないことは明らかで、それでどう「国民の生活が第一」なのか理解に苦しむ。
また、自民党も消費税増税をうたっているが、公約違反といって民主党の増税の足を引っ張るのだとしたら政策より政局を重視しているということになる。
その辺に関しては森喜朗氏が賛成に回れと初めてまともなことを言っていた。
増税より金融政策によって好景気を作って税収を増やそうという主張で消費税増税に反対するのは高橋洋一氏やみんなの党などだが、金融政策で好景気を作り出すという部分には確かに一利あるし、それで大丈夫なのならば言うことはないが、民主党も全然歳出を削減できなかったわけで、全く消費税増税をしないでずっとやっていけるとは俺には思えない。
そうそう、高橋洋一氏で思いだしたが、彼は前に窃盗容疑で書類送検されたけど、結局は逮捕・起訴されなかった。
実際どうなんだろう。
ハメられただけだとしたらかなり気の毒である。
最近、前横浜市長の中田宏氏の著書を読んで、彼が火のないところから煙どころか大火事を起こされたことについて理解できたが、マスコミと改革者の足を引っ張ろうとする連中の汚さはわかっているとはいえ、そのえげつなさが想像をはるかに上回っていたことに愕然とした。
高橋氏の件についてもあまりに不可解な点が多いので彼も冤罪だったのではなかろうかと最近は思い始めている。
主張も失笑してしまうぐらいに的外れなことばかりをおっしゃっている気がする植草氏はクロだと思うが…。
ところで、今の日本の政治家で期待できると多くの人が思っている政治家は橋下徹大阪市長だが、横浜の中田氏であそこまでやられたのだから大阪の彼も何かやられるのではないかと心配になる。
話は変わるが、フセイン、ビン・ラディン、カダフィがろくな死に方しなかったのに対して、金正日だけは一応は病死なのが残念だが、後を継がされる息子も内心たまったものではないだろう。
兄弟全員が外国を知っているのに、あのように自由が無く、経済的にも貧しい自分の国を見て辛くないのかといつも気になる。
兄二人は処分されないように気をつけてあとは好きに生きればいいわけだから、弟と違ってずいぶんと楽なものだと思う。
まあ、それよりもずっと気楽な俺が言ってもしょうがないが…。
ところで、北朝鮮やイランやミャンマーが貧しいのは経済制裁によって貿易が極めて限定されているからともいえるし、かつての日本にも経済制裁に耐えかねて戦争を起こした歴史があるが、「日本は外需依存率が主要国の中ではアメリカに次いで低い内需依存型経済だ」などという意見が空論にすぎないことをこれらの国は身をもって教えてくれる。
また、震災や円高によって輸出が減って輸入が増え、原発が使えずに燃料費がかさんだことなどもあって今年は13年ぶりに経常赤字に転落したらしいが、高齢化が進む財政赤字国の日本にとってこれは相当に悪い知らせだと思った。
ちなみにいざというときに完全自給が可能な国は世界でオーストラリアだけらしいが、それだけが理由ではないけど俺は豪ドルを中心に取引している。
もちろん主な目的はいつかは起こるであろう急速な円安進行時にリスクヘッジするためである。
明日は伊香保に行くので今年最後の書き込みになる。