郊外に住む友人夫妻と飲んでいて家賃の話になったのだが、俺らが払っている家賃の話をしたら、「うちの倍じゃないか!」とビックリされた。
実は俺は結婚してから1円単位で二人分の家計簿をつけているのだが、確かに家賃の家計に占める割合は高い。
二人の手取りに占める割合を考えると、家賃が20%で、旅行が16%で、貯蓄が27%だったから、残り37%で食費・光熱費・物品購入費・交際費・美容費・医療費・その他もろもろの出費がまかなわれたことになる。
それを考えると家賃と旅行の占める割合は高い。
子供を持つ予定も立てていないけど、子供がいないうちは旅行にはどんどん行くと決めてあるからいいが、これだけ家賃負担が多いと「買ったほうがいいのでは?もっと家賃が安いところに住んだほうがいいのでは?」と思うことも少なくない。
本当は若いうちに家賃の安い家に住んでせっせと元本を貯めるのが「金持ち父さん」的人生の王道だということは痛いほどわかっているのだが、俺にはどうしてもがんばれない。
これまで6回引っ越しているが、月島が最も気にいっているし、電車に乗らずに通勤できるので、隣の門前仲町や清澄白河に移ればもっと安い物件があるのもわかっているが月島のほうがいいのでそれもできない。
もちろん会社が郊外にあればその近くに住むのだろうが、会社が現在の場所にあるのでしょうがない。
また、家賃のうち2~3万円分は、8時以降に起きることが許される・通勤時間が10分以内で済む・満員電車に乗らずに済む・休日にどこに行くにも便利な代償と割り切ってもいる。
なお、妻は10時出社で、混む方向とは逆方向の電車で通勤している。
また、同じ建物・同じ広さで3万円安い部屋もあるので、和室のある一昔前の物件に住めば家賃を4万ぐらい下げることもできるが、そこにも踏み込めない。
今の部屋は築年数は経っているし、50㎡程度しかないけど、それなりにリノベーションされていて駅に近いのだが、同じような条件の物件をチェックするとこれが見つからない。
そんなこんなで、家賃を高いと思いながらも、ずいぶんと気にいっている今の住環境に身を落ち着かせている。
郊外に住む・和室のある一昔前の物件に住むという妥協ができれば安く抑えられる家賃を安く抑えることができないのは自分のワガママのせいで仕方ないと思うしかない。
購入と賃貸のどちらが得かという議論には十分に目を通しているが、気にいった空間およびインテリアのなかで生活することに無上の価値を見出だしている俺としてはいつかは自分の手で自分のワガママを体現したドリームルームに住みたいという願望は強い。
また、50㎡というのは二人で生活するのに問題のない広さだが、子供がいて50㎡というのは狭すぎるので、その時は買うか、広くて費用のあまり変わらない物件を借りる必要性が生じる。
そして、そういった状況で賃貸を続けるとなると、どこかで妥協が必要になるのだろうなと思う。
なので、いつかは購入したいのだが、これについては「あーでもない。こーでもない」と考えこむ。
それについてのメモを次回に書いた。
サントリーニ島。憧れるだけだけど…