GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

小沢氏のことが大嫌いでも検察にやられたのには同情

国内初のインフルエンザAの患者が出たが、マスコミはやはり患者のおおよそのプライバシー情報を全国に配信した。

俺はそういうものまで知る権利を知る権利というとは思わんし、多々起きている名誉毀損訴訟などでこれからも負けまくってくれれば良いと思っている。

マスコミのそういった連中というのは仮に自分が同じことをされたらどう思うかという自問自答が全くない集団だし、人の不幸を飯のタネにしているのだから、訴訟に負けまくって飯を食えなれば良いと思う。

キーテレビ局までもが、殺人犯が住んでいたマンションの場所が特定できるかたちで平気で映すが、そのマンションの家主や住人の気持ちなど微塵にも考えないのだろう。

それらの行為は、知る権利やジャーナリズムの前提とやらを踏まえてやっているのかもしれんが、もしそうならその前提を俺は疑う。

 

小沢氏が辞任した。

世論とやらに聞くと、「辞任が当然」「説明が足りない」ということになるらしい。

毎度思うのだが、質問をする際には個々の回答者に、「どうしてそう思うのか?」ということについて、自分の言葉で根拠を交えて説明してもらいたいと思う。

多くの人はきちんと自分の言葉で合理的な意見を述べられないのではないかと、世論調査の結果を見るたびにそう想像してしまう。

きちんと意見を述べられないような人には「意見がない」と答えさせるべきであって、そんな人に意見を選択させたりするものではないと思う。

「何も考えていない人間には一丁前に意見を述べる資格がない」「自分の頭で咀嚼して考えないことは恥ずかしいことだ」という価値観が、傍観者にクソ甘い今の世の中には決定的に欠落しているように思う。

まあ、一人一票なのだから仕方ない面もあるのだけど。

 

このたびの件で小沢氏が一番まずかったと思うことは国民とのコミュニケーションが技術・量ともにダメダメだったということに尽きるが、検察にしてやられたことに同情してしまう気持ちには変わりない。

小沢氏のことが大嫌いな俺が同情するのだから余程のことだ

でも、民主党としては党首交代という良いカードを切ったのではないかと思う。

 

ところで、国家権力というのは本気を出せばかなりの人を逮捕に追い込める。

暴力団員が柱にレンタカー会社のビラを貼っただけ、もしくは、共産党員がマンションにビラを配布しただけで逮捕できてしまうし、国家公安委員会や警察というのは左右の活動家の居場所を突き止めていて常に監視をしてもいる。

 

関係ないけど、週末に軽井沢に向けて車に乗った際、所沢付近でいきなり警察に止められて後ろのシートベルトを締めていなかった件を取り締まられた。

厳重注意だけで済んだから良かったけど、後ろの座席に座っていた者として、車を運転していた友人の点数が引かれていたらと思うだけで恐ろしかった。

このように、本気でマークされて取り締まられたら駐車違反をはじめとしてすぐに取り締まられる世の中だから過激な諸君には辛い世の中である。

もちろん、外山恒一氏のように公道を逆走したら活動家であろうとなかろうとダメだけど…。