GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

いきなり安倍首相辞任とは…

ビックリニュースもいいところだが、ごちゃごちゃ真の理由などについて論じてみたところで、何人も揣摩憶測の範囲を抜けないのであろう。

 

もちろん、私の頭も混乱状態だ。

仕事中に首相辞任の速報を知った時には少し脱力して仕事に支障が出たかもしれない。

一国の首相の進退動向というのはそれほどまでに国民一人一人にとって一大事といえるのであろう。

いつも、大幅に脱線しながらもなんとか起承転々々々々結って感じで文章としてまとめる努力をするのだが、今日はそれをハナから放棄した。

なので、ふと思ったことの羅列を以下に書くだけに留めておきたい。

 

  • 一言で述べると疲れたんでしょうな…。
    まことにお坊ちゃまらしい辞め方だが、同じ二世政治家の小泉氏や小沢氏にはそんなもろさはみじんも感じない。
    結局は資質の差というヤツなのだろう。
    社長もそうだと思うのだが、総理大臣というのはとことん孤独でかなり非情でないと勤まらないように思う。
    身内をかばったり離党組を復党させるあたりの甘さからちょっと不安になっていたのだが、結局は一般人としては負だが、社長や総理大臣としては正になるこの資質に少し欠けていたのかもしれない。

  • 安倍首相はとことん運の悪い首相であった。
    小泉首相はことごとくツイていたが、本当にツイてなかった。
    このことに尽きるのかもしれない。
    本人にこれといった過失があったわけでもないのにいつの間にか安倍叩きの空気が世間やマスコミに醸成されてからは本当に酷いものだった。
    今や、選挙に負けたから辞めろと言われ、辞めると言っても、確かにタイミングは酷いものの、無責任と言われるのだからたまったものではない。
    まあ、罪人以外は辞めるより大きな責任のとり方はないのだから、今さらごちゃごちゃ言わんでも…とは思う。

  • 確かに、テロ特措法は自分の総理の地位より重いと言い、それができないから辞めるというのは同盟諸外国に対する日本の強いメッセージとなるのであろう。
    そのメッセージを諸外国がどう受け止めるかはわからないが…。
    また、自分が総理では局面が打開できないから他の人の下でやって欲しいというのも潔いと言えば潔い態度であろう。
    しかし、内閣の改造をして新大臣を任命し、所信表明までやっておきながら、会談をすんなりと断られたから辞任というのはあまりに弱弱しい。
    「局面の打開」という言葉を用いてはいたものの、小沢戦術の軍門に下ったという印象がぬぐえないのが返す返すも残念である
    もちろん最大の決め手は国民の審判なのではあるが…。

  • 今日のタイミングで辞めるというのは、現在知りうる情報では、誰もかばいきれるものではないであろう。
    たとえ健康問題が理由であったとしても所信表明直後に辞めるというのはちょっと考えづらいように思う。
    まあ、安倍さんがそこまで追い込まれたというのも事実で、だから、「俺が総理でいたらマズイ」と思ったのであろう。
    しかし、辞めたところでテロ特措法を通す上でなんら状況が変わるわけでもないのが痛い。
    あまりにケンカが下手というかこれでは国際社会と渡り合っていけたのかという不安は残るわなぁ…。

  • 自国の内閣「KY内閣」とか言ってバカにし尽くすような国民に、知った風な口ばかりを聞くのが好きな国民に、地方重視とか格差解消とか言って目先の利益をタカることしか考えていないような“SY(先が読めない)”な国民に、安倍内閣が終了した後にもまともな政権を形成できるわけがないようにも思う。
    所詮はこの程度なのがこの国の国民のレベルなのだろう。

  • 先の選挙結果を受けて、憲法改正という「戦後レジームからの脱却」を果たす上で端的な功績を見込めなくなり、レームダック化しているのでやる気も失せたのだろう。
    もちろん健康への不安が大きく覇気を削いだのかもしれない。

  • 後任は麻生氏が本命とのことだが、麻生氏は人間的におもしろみはあっても政治家としての実績が前の安倍氏以上になく、また、宏池会山崎派ほどではないがどちらかといえば改革逆行型の人である。
    これでブレイクスルーできるのか?とは強く思う。
    そもそも、与野党とも地方重視・格差解消というコンセプトで行くらしいが、こんなことでこの国は立ち行くのか?
    こんなことでは、気づいたら世界の二流国、もしくは国ごと夕張ってことになりかねない。

  • この国は長い目で見て人口が減るのだからどうしてもド田舎にまで行政サービスは行き渡らせられなくなる。
    また、医学が進めば進むほど終末医療を最後までやっていたら財政が傾くってことになりかねず、いつかはそれを止める方向性が必要になるであろう。
    今は年金のちょっとした問題で揺れているようだが、やがては将来不安な若年世代とタカる高年世代のせちがらい闘争が始まるかもしれない。
    または、とんでもない経済危機が到来するかもしれない。
    いわば、そういった困難が現実に予想される中で、いずれはそういった改革を断行しなくてはならないわけだが、いつかはそれを断行できる非情なリーダーが必要になるのだ。