根性だけはない自分だが、一度始めたことに関して、意外にコンスタントに継続させようとする一面を持っていたりはする。
私はつまらないことに神経質になる性格なので、この種のことをやる習慣がついたら、書いたり書かなかったりとムラを作ることが好きではないのだ。
だから、「書きたい時期には書きすぎず、書けない時期には多少がんばって書いて…」という感じでムラを作らないようにしてきたつもりである。
関係ないけど、仲の良い友人とも、「ある時期は会いまくって、ある時期は全く会わず…」となるのは好きではなく、半年に一度や年に一度ぐらいのペースでコンスタントに会うほうが性に合っている。
何をするのに関しても煎じ詰めず、コンスタントに取り組むのが好きなのだ。
ところで、ブログというものには、「一体、誰が読んでくれているのかわからない」という手ごたえのなさもあれば、「誰が読んでいるかわからない」という怖さもある。
今は仕事をしていないわけではないもののフリーの立場でやっていたので、思ったことを自由に書けたが、もし、会社勤めを始めてしまったら思っていることを自由に書けなくなるものだと思っている。
今までは、「公務員の給料が民間より高いのは不当だ」と自分の意見を率直に書けたが、「例えば、就職してから官公庁の方がお客さんとなってしまった場合に、俺がそんなことを書いていて許されるのだろうか?」と思うことは多々ある。
自分の顔が映った写真を全部消すことで匿名性を高める手はあるが、そんな面倒くさい作業はまっぴらであるし、完全に匿名のブログを書くほど自己主張が弱いわけでもない。
…となると、「ブログ自体をやめなければならなくなるのだろうか?」とも思ったりもする。
ブログを書いていて、「自分が時間を割いて書いている割に、実は誰もまともに読んでくれていないのでは?」という不安は常にある。
毎日、700件程度のアクセスをいただけてはいるようだが、実際にはそんなに多くの方に読まれているわけではないことは明白にわかっている。
解析内容を見ると半分近くは「RSS」というやつで、さらに100件程度はトップページのみの閲覧であると思われる。
「RSS」というのが何かはわからないし、トップページしか見ていない人が記事を読んでいないことも明白である。
私の推測だが、コンスタントにこのブログを読んでくださっている読者の数は実際のところ80~100名程度なのではないかと思う。
そして、「ブログを読んでますよ!」と言ってくださる方は意外に少ないので、その多くは私の実際の知人ではないと推測している。
そのような不安な気持ちでブログを書いていることもあって、コメントをいただけることに対してはとてもありがたいことだと思っているし、それが励みにもなっている。
どんなに多くのアクセスがあってもコメントや反響がないと、手ごたえを感じないものだ。
とはいえ、あまりに空気を読めないコメントや、デリカシーのないコメントや、私が書いた本文と関係のない話題について書き込まれているコメントをいただくこともあったりして、疲れたり、やる気をなくすこともある。
短気で思っていることがすぐに表情に出る私の顔を見て、その人が同じことを言えるかといえば、それはまた違うことになるのだろうと思われるわけで、ネットというバーチャルなく空間が作る空気というものがあるのであろう。
ブログのいうのは書くほうだけ立場を公開していて、書き込むほうは匿名のままという状況である場合が多いので、どのブログ運営者もコメントに対して「いい人」を演じる傾向があるようだし、私も多少はそうしてきたのだが、最近は面倒くさくなってきたのでいい人でいることは一切やめることとしている。
もちろん、「炎上」でもしようものならブログを書く気なんて失せてしまうのだろうが…。
ブログを続けることについて考えさせられることは本当に多い。
「コンスタントに取り組む」という奇特な習慣だけで続いてきたようなこのブログは、一体いつまで続くのだろうか?