日曜日は紅葉を見に日帰りドライブへ出かけた。
東京→水戸経由→袋田の滝→那須ボルケーノハイウェイ→日塩もみじライン→霧降高原→日光→いろは坂・中禅寺湖→東京という無茶なルートをドライブをした。
とはいえ、願わくならばさらに、いろは坂・中禅寺湖→戦場ヶ原→金精峠→沼田→東京というルートも走りたかったのだが、それは始めから「無理だろうな…」と思っていたが、やはり無理だった。
全部で600kmぐらいの距離を走ったのだが、ケチな性格&高速を走るのはあまり好きではないので下道で行った。
先週も秩父・三峰山・長瀞にドライブに行ったのだが、今回はそのときとは全く走行距離が違うので朝の3時半に出発した。
袋田には7時半前に着いた。
東京から行くのが大変なわりに、滝以外に周囲にこれといったスポットがないという理由で袋田の滝へ行くことを避けてきたのだが、「いつまでも行かないわけにはいくまい」と長いこと思っていたこともあって、実際に見た感動よりも行けたことへの満足感のほうが大きかった。
那須高原には10時頃に着いたのだが、だいぶ渋滞し始めていた。
駐車場の容量が限られているのに駐車場に止めたがる車が多いことが渋滞の原因だが、上手く交通整理をしてくれていたので助かった。
また、帰りにすれ違う車の渋滞と比べて自分が引っかかった渋滞がまだマシだったことに安堵して、日塩もみじラインのほうに向かった。
日塩もみじラインは紅葉していたのに車が少なかった。
紅葉の季節に走ったのは初めてだったので満足できた。
霧降高原は以前行った時に霧だらけで何もわからず残念な思いをしたのだが、前回ほどではなくとも今回も霧がかかっていた。
まあ、かろうじて今回は景色を見ることができたし、ガラガラだったので良しとしよう。
あと、以前は960円もした通行料金がタダになっていたのは特筆すべき出来事であった。
日光についた頃には既に16時頃だったのだが、日没まで1時間超あったせいで欲を出して、中禅寺湖まで上がろうとして、紅葉もしていないいろは坂を上ることとした。
これが運の尽きだった…。
「中禅寺湖7km 明智平5km」、もしくは、いろは50音の「と」の標識がある辺りからパタッと動かなくなり未曾有の大渋滞に引っかかってしまったのだ…。
そもそもいろは坂は紅葉していないし、日没寸前に上り始める車がこんなに多いとは思わなかったし、これまで紅葉の季節であっても日光には朝に行っていたために悪名高きいろは坂の渋滞に引っかかったことが無かったので、完全に読みが甘かったのだ。
しかも、上り専用の第2いろは坂と下り専用の第1いろは坂に完全に別れているため、一度入るとUターンもできないので、日没後のいろは坂をただただ上らされるだけという苦行ぶりだった。
普段は大小関わらずトイレが恐ろしく近い私なのだが、何故かこのときだけはそうならずに済んだことが不幸中の幸いであった。
明智平のトイレ目指して車道を“登山”している女性が多かった。
満員電車と渋滞と行列に対する耐性がおそろしく低い私であるため、3時間半近くの渋滞を抜けて頂上に着いた時には完全にキレまくっていた。
渋滞の主因は、入口では2車線なのに出口では1車線に絞られることだが、それに加えて折込部でのいがみ合いも大きな原因だったように見えた。
片側2車線のうち左側車線が中禅寺湖方面へ向かい、右側の車線は頂上付近で明智平駐車場に直通しているのだが、右側を走っていた車と明智平から出ようとする車が左側車線と折込部でいがみあい続けているために渋滞していた。
確かに、ずっと左側を走っていたほうからすれば、比較的流れる右車線を進んで直前になって左車線に織り込もうとする図々しい車両を入れてやる気になどなれず、その争いが延々と続いていたため、わずか5kmの区間で3時間超と、歩くスピードの3分の1という速度でしか進めない最悪の渋滞となっていたのだと思う。
ちょっとした工夫でかなり解消できる渋滞なように見えたため、恨めしく思ったし、「ボルケーノハイウェイのように交通整理してくれる人がいたら良かったのに…」とも思った。
「しばらく左を流して、今度は右を流して…」とやってくれる人でもいればこんな意味の無い大渋滞も起きなかっただろうに…。
とはいえ、喉元過ぎれば熱さを忘れるもので、「俺はサラリーマンじゃないんだから、夜の20時に帰京しようが、0時に帰京しようが変わらんわい!」と開き直って、ガラガラに空いた国道4号を爆走しながら帰途についた。