GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

老獪な反動

麻垣康三」と言われていたが、もう麻垣さんのあがきは必要ないだろう…。

日経新聞にも「康三」ならぬ「安福」と書かれていたが、そのほうがシックリくる。

 

ところで、両方とも森派ということで、森喜朗氏の意向が取りざたされることが多い。

しかしながら、森喜朗氏の言うことというのは「どうしてこうもすべてにおいてこの人は的外れなことを言うのだろう。こんな人がかつて総理大臣をしていただなどと思いたくもないよなあ…」という感想を毎回毎回抱かざるを得ない。

昔は「半径5メートルだけ絶大な人望を誇る喜ちゃんがまたおバカなこと言ってるよ…」とせせら笑う程度でいたのだが、この人の発言の的外れ具合はもはや才能の域に達している。

 

外交面だけを考えると福田氏のほうが良いような気もするのだが、福田氏を支持する側の人間には森氏をはじめとして古い体質の人が多そうな気がすることは大いに心配である。

 

反動といえば反動ということになるのであろうが、最近は政治の世界全体にそういった兆候が見られる気がするのはとても気になる。

民主党の前原氏がコケたあたりからこの兆候は強まったように感じるが、横路氏と仲の良い小沢氏が党首になり、旧来的な選挙手法で参議院千葉7区補選に挑み勝利をした時には、時計の針の逆戻りを強く感じた。

あの選挙だけは小沢氏のなりふり構わない手法に嫌気がさして、生まれて初めて自民党を応援したのだが、キャバ嬢候補が勝つ結果に終わり、「これはなんか嫌な兆候だな…」と強く思ったものである。

 

前原氏はメール問題で未熟ぶりを露呈はしてしまったものの、今まで見たことがないぐらいに建設的な路線を標榜していたことは強く評価できるのではないか…と今でも思っているのだが、メール問題における対応の未熟さがこのような時計の針を逆に戻す方向にすり替わってしまったのはとても残念に思う。