GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

この精神こそ「いつか来た道…」

高校野球のシーズンになったが、あまりのことに開いた口がふさがらないニュースが出ていた。

以下は毎日新聞の記事から。

 

日本高校野球連盟(脇村春夫会長)は4日、高知県明徳義塾高校(吉田圭一校長)が6日から開幕する第87回全国高校野球選手権大会(同連盟、朝日新聞社主催)の出場を辞退したと発表した。

野球部員の喫煙と下級生への暴力行為が発覚したため。

同連盟によると、夏の甲子園大会で出場決定後の辞退は初めてという。

大会規定により、高知大会準優勝の高知高校に出場を打診、内諾を得た。4日午後の臨時運営委員会で正式決定する見込み。

日本高野連などによると、今年4月から7月にかけて、同校の野球部員が部寮内で喫煙。

部内の調べで、11人(2年生3人、1年生8人)が喫煙の事実を認めた。

また、3年生4人と2年生2人が5月から7月初めにかけ、1年生部員に対して正座を強制したり、腕や胸をたたくなどの暴力行為をしていた。

明徳義塾は部内で解決を図ろうとして日本高野連に報告しておらず、日本高野連が3日に外部からの投書を受けて、事実関係を確認。

学校側が認めた。

 

中略

 

明徳義塾の選手たちはこの日午前9時から、予定通り兵庫県西宮市の旅館「志ぐれ」に近い公園で打撃練習。

「さあ、行こう」と元気よく30分間ほどバットを振って汗を流したが、突然、練習は中止に。

午前10時ごろから宿舎でミーティングが始まった。大部屋に選手を集め、馬淵史郎監督が出場辞退を告げると、「何で?」と動揺するような叫び声が上がった。

長年、明徳義塾ナインの世話をしている「志ぐれ」の阪下義則・取締役専務(54)は「選手はみんな肩をふるわせ、声を上げて泣いていた」と話していた。

 

フッ!あまりにバカバカしい…。

年を重ねるごとに、高校野球なんて日本の嫌な部分を凝縮した存在のような気がして、どうでも良くなってきていたのだが、このニュースはいくらなんでもあんまりだろう。

 

まずは、「当事者のみを罰すれば済むだけの話なのになんで連帯責任にしなかればならないわけ?」と思わずにはいられない。

「大人の世界でこういうことってないだろ?なのに子供だとそういう目にあわされるの?」とも普通に思ってしまう。

 

また、高野連に連絡せずに部内で解決を図ろうとしていたところに、外部から高野連への投書があってコトがバレたから辞退することにしたってことなのだろうが、「まさか、投書がなかったら出るつもりで投書があったから自粛なんてバカなことではないだろうな…」と思わずにはいられない。

最近はこの種のニュースが多いなぁ~。

「バレたから責任を取る」という根性と、学校のメンツばかりを考えている根性には浅ましさしか感じないわな…。

 

大体、野球に青春のすべてをささげることができ、野球の才能がある生徒を全国から必死に集めておいて、「良くぞこんな残酷な意思決定ができるものだ…」と思わずにはいられない。

 

ごく一部の人間には栄光の光が射すものの、それこそ野球しかできない人間の成れの果てって、なんとなくかわいそうなことが多いような気がするのに、おそらくは人生で最も輝けるであろう最高の晴れ舞台を奪い去るなんて、甘ちゃんな私にはちょっと考えられまへん…。

このことでグレて非行に走っても知らんぞ!

子供の時にできたこういう傷ってなかなか取れなそうだからなぁ~。

私にはそういった心の傷は何もないけど…。

 

高校野球なんてすたれて結構!結構!

以上、高校野球に渦巻く精神がどこまでも大嫌いな私のストレスの発露でした…。

とはいえ、背後関係などについて一切何も調べずに、ただただ勢いにまかせて数分で書いてしまったのだけど。