GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

2004年高額納税者番付

2004年度高額納税者番付が発表されたのでちょっとだけ思ったことを…。

 

日経新聞の夕刊には「サラリーマン初の1位」という字が踊っていた。

主に企業年金を運用するタワー投資顧問の清原達郎運用部長が高額納税社番付において2位を3倍以上も突き放して、37億円近く納税しているというのだから半端ではない。

推定所得は約100億円とあった。

 

しかし、サラリーマンとはいえ、有価証券の運用益による報酬だから、一般のサラリーマンと違って安定が約束されているわけではなく、成功報酬的な意味合いがほとんどであろう所得なのだが、極めて珍しい事例だったことには違いない。

なお、清原氏成功報酬は運用成果の2割だったそうだ。

それにしても、一体、どんな運用をしていたらこんな成果をあげることができるんだろ?

それに、分離課税ではなく総合課税だったのかなあ~。

 

他には六本木ヒルズに住居や職場を持つ「ヒルズ族」ベスト100人に6人も入っていたということも扱われていたようである。

 

しかし、そういった新味のほうが騒がれがちだが、多くの人が毎年思うことは違うことであろう。

毎年ながらもっとも注目してしまうポイントは、健康食品・健康器具・下着・エステ会社、病院経営・美容整形関連業界、パチンコ機器会社、ファンド会社関連、消費者金融会社のトップはボロ儲けしているという事実であり、それは、番付を見た人のほとんどが思うことであろう。

特に、ボロ儲けできるのは健康・美容関連業界に違いないことがこれを見るたびに良くわかる。

もっとも、消費者金融とパチンコ機器関連に関しては今年は例年よりちょいと少なかったようである。

 

また、今年は土地などの売却によって発生した長者が見当たらなかったように思う。

 

公示対象の1,000万円以上の納税者は75,640人らしいが、ホンマ勝ち組やな~。

まあ、本当の金持ちは所得額でなくて資産額がものすごいということや、こういった収入でない収入が多いことぐらいは皆わかっているわけだけど、「こういう番付に載る人ってうさんくさそうな商法で稼いだ人もいそうだけど、本当に立派やな~。うらやましいな~」と純粋に思ってしまう。

 

しかし、この番付に載ることはこの上ない名誉ではあろうが、こんなものに載ってしまうと狙われやすくなるだろうし、周囲には嫉妬する輩もたくさん出てくるであろうから苦労も多いのであろう…。

 

あと、個人的に目に止まった人を数人…。

 

はなまるうどん前田英仁氏が39位に入っていたのにはビックリした。

 

小川直也選手がスポーツ選手の部で7位に入っていたのにはもっとビックリした。

邪推だが、PRIDEヘビー級GPに出るにあたってとんでもないお金を受け取ったとしか思えない。

 

ホリエモンの納税額は1,391万円で、101位だったとかいう三木谷氏の23分の1だったらしいが、「どう見せているのかはわからないが意外に少ないなあ…」とは万人が思ったことであろう。