GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

TRIBELATEとPRIDE

今日は恵比寿のイーストギャラリーというイベントスペースで行なわれたという格闘技クラブイベントへ行った。

この日に開催された55キロトーナメントの決勝で、いつも私と一緒に練習をしている出貝泰祐選手と滝口潤選手が試合をすることになった。

同門対決というのは本人達はちょっとイヤなのであろうが、周りからは意外に興味が湧くものである。

とはいえ、私は出貝くんのセコンドについたのでここは完全に出貝くんの応援をした。

結果は滝口さんの勝利に終わったが、同門対決にありがちな予定調和のおかげでマスボクシングのようにきれいな名試合となった。

 
余興として西口プロレスも参戦していたが、前回まで参戦していた長州小力選手は売れっ子になったためか、今回は出ていなかった。

売れるとこういったイベントに出るということはなくなるのかな?

他にはオープニングファイトでたまにテレビなどに出る石川美津穂選手がやっていた。


私は女性同士が闘争心をあらわにして戦うのを見るのはあんまり好きではないのだが…。

たま☆ちゃんという選手に限っては、雰囲気・戦い方ともに気に入った。

 
さて、昨日のPRIDEミドル級GPの感想を簡単に述べさせていただく。

 
実力者のヒカルド・アローナ選手は予想通り勝利した。

ディーン・リスター選手が実力者とはいえ、アローナ選手の経験値には勝てまい…。

 
中村和裕選手、アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ選手の勝ちは予想できる範囲内だったが、本人達はがんばったと思う。

 
アリスター・オーフレイム選手が一本で勝ったのは全くの予想外だった。

 
チャック・リデル選手に打撃で負け、ビクトー・ベウフォード選手にフロントネックロックで勝つとは、全く予想外の展開を巻き起こす選手である…。

 
延々と煽り映像を流すのならこの辺の渋い実力者対決を放映しろよな!って感じである。
 
マウリシオ・ショーグンは間違いなく兄貴のムリーロ・ニンジャなんかよりヤバ強いし、クイントン・ランペイジ・ジャクソン選手が相手でもいけるかな…とは思っていたが、あそこまでワンサイドになるとは思っていなかった。

というより、ジャクソン選手の調子がすこぶる悪かったように見えた。

同門のヴァンダレイ・シウバ選手と決勝で激突か?

 
近藤有己選手は、いかんせん減量しなくても87kgと体重が軽すぎたと思う。

できる限りの努力を払ったように見えたが手がなかった。

減量して93kgのイゴール・ボブチャンチン選手に身体負けしていた感じで、本人も相手が強かった」「精一杯やったという感じで、晴ればれしています」と言っていたがその通りだったのだろうと思う。

ボブチャンチン選手の寝技への対応能力の向上ぶりにビックリした。

 
これ以上、柔道出身の選手や韓国の選手を勢いづかせてはならんだろうと思っていたところ、桜庭和志選手はユン・ドンシク選手秒殺してスカッとさせてくれた。

あのレフェリーストップは早すぎたようにも見えたが、実はユン選手は気絶していたようで、あのストップは当然のストップだったことを知って驚いた。

ちなみに、私はそれほど桜庭選手を好きというわけではない…。

 
吉田秀彦選手が負けるのはともかく、ヴァンダレイ・シウバ選手がここで負けたらつまらないだろうと思っていた。

私は強い選手が勝てばそれで良いと思っているし、自分が立ち技をやっているので夢を見せて欲しいと思っているのと、「お隣のアホ国と違って、そういう肥えた視点で見てからこその日本人だろ!」と思っているので、ハッキリ言わせてもらうと、シウバ選手を応援しておりました。

 
最後の最後に吉田選手にものすごいチャンスが回ってきたが、やはり試合を作ったのはシウバだったといえるだろう。

総合格闘技において寝技が得意な選手にローキックをかましていく意義はそれほど強くないのだろうが、そうやって確実にポイントを重ねようとするシウバ選手のアグレッシブな姿勢は好きである。

シュートボクセの掛け声に笑い、吉田選手に一票入ったことに驚いた一戦でした。

 
それにしても、ブラジリアン強し…。