GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

「経熱」であるがゆえに…

中国の反日運動を発端とする日中間の関係悪化のせいで、日本経済も窮地に追い込まれているが、中国共産党もまた余程困っているのであろう…。

 

世界の死刑の9割以上はこの国で行なわれているというほど犯罪に厳しい国なのにも関わらず、江沢民反日教育のもとに育った世代が、「愛国無罪」などという扇動的・非論理的な言葉を掲げ、反日運動に熱意・執念を燃やし、日本の大使館や領事館にペットボトルや石にとどまらず、インクや汚物といったものまで投げつけるのを傍観しているばかりでなく、政府がそれを正当化しているから笑うしかない…。

法輪功」の時とはえらい違いです。

 

いくら、取り締まることによってその矛先が共産党に向かいかねないからとはいえ、違法行為を取り締まらず、また、国家自体が北朝鮮ばりに非を認めず、国民にウソの情報ばかりを垂れ流しているから酷すぎる。

中国国内ではデモがあったことについてはほとんど報じていないばかりか、日中外相会談においても以下のような真っ赤なウソの報道が中国国営新華社通信からなされ、それを皮切りに他の新聞もそう報じるという事態が起きているというから「ビックリしたな~も~!」って感じである。

 

中国国営新華社通信は17日深夜、同日行われた日中外相会談について、李肇星外相が、「日中関係の改善と発展には、正確な日本の歴史認識が必要だ」と指摘したのに対し、町村外相が、日本の中国侵略に関し、「中国人民に大きな傷を与えたことへの心痛」や「深い反省とおわび」を表明したと伝えた。

18日の中国各紙は、この新華社電を「日本外相、侵略に深い反省と謝罪表明」などの見出しで一斉に掲載した。日本側の「謝罪」を強調することで、中国各地に拡大している反日デモを沈静化させたい狙いがあるものとみられる。

 

しかし、「いくら面子を重んじる国とはいえ、政府首脳がこんなウソばかり言うようでは面子もクソもないだろう」と日本国民全員が思っているであろうからお寒い。

 

「中国はどの国も侵略したことはないし、日本の軍事費は中国の1.62倍に上る」

「日本はもっと客観的な立場を取るべきだ」

「中国はこれまで一度も日本国民に申し訳ないことをしたことはない」

「中国政府はいかなることを処理する際も法律に基づいて行なう」

「中国では反日教育は全く存在しないと、責任をもって言える」

 

侵略したことがないって、朝鮮は?ベトナムは?チベットは?カシミールは?

中国の歴史教科書は反日関連に3分の1も割かれているというが?

 

政府首脳のこれらの斬新な発言のファンタジスタぶりには恐れ入るばかりである。

まるで、この逆ギレトークは振り込み詐欺の電話先の人のようである。

 

「原因は日本政府が正確に歴史問題に向き合っていないことだ。もし謝るのなら先に日本が中国に謝るべきだ。現在の中日関係の困難な局面は、日本側が作ったものであり、中国側は何ら日本に謝る必要はない」

「中日正常化以来の対中政策を日本が転換し、中国に強硬な態度で対抗するような政策をとっているのではないか」

 

これらの政府首脳の発言など、もはや、全く意味がわかりません。

それどころか、再発防止策についても「日本が真剣に反省することだ」とだけ答え、「中国側の努力だけでは解決できない」とつけ加える責任放棄ぶり・治安維持能力の無力さの露呈ぶりにはビックリしてしまいます。

 

かくして、外相会談はほとんど成果のないまま終わったが、町村外務大臣はきちんと反日教育について糾したのは評価できると思うし、以下の中山文部科学大臣のような発言はどんどん世界に発信されるべきであろう。

 

中山文部科学相は18日、都内で講演し、反日デモについて「教育というのは本当に恐ろしい。天安門事件以降、国内の不満を外に向けるために行ってきた反日教育が結実している」と述べ、デモの背景には中国の反日教育があるという考えを示した。

 

ところで、日本の10分の1ぐらいしか国連分担金を払っていない立場なのにも関わらず、国威高揚のためにロシアなどの技術を使って有人ロケットを打ち上げ、かつ、日本を敵視しているような国にODAを援助してあげる義理などは全くないのに、17日に開かれたIMF合同開発委員会の場で中国が日本のODA減少を批判していたというような地味な話まである。

 

しかし、こうまで中国をつけ上がらせたのは、これまで「日中友好」などというバカな名目で、解決済みの問題を引き出されたときにきちんと抗議せず、また、議論することを恐れて、なあなあなままできた歴代の自民党政権やその足を引っ張る朝日新聞などの左翼メディアのせいであり、その罪は大きいと思う。

 

話は変わる。

私は激情型の韓国人のことが昔から大嫌いなのだが、この期に及んでこの激情型の国民は、自分たちが思いっきり狂っているということを全世界に発信してみせた…。

 

韓国の民間世論調査会社が成人800人を対象に「韓国の安全保障に最も危険な国」を尋ねたところ、日本との回答が昨年の7.6%から37.1%に急増、北朝鮮や昨年トップだったアメリカを上回り1位となったことが、18日までに明らかになった。

 

これは、「私たちは冷静な思考回路を併せ持っていないおバカ国民ですよ…」ということを国際社会にアピールする効果しかないわけだが、こんなこと公開して何の国益があるのだろう…。

 

しかし、冒頭にも書いたとおり、確かに中国共産党も追い込まれているわけだが、倒れて混沌が訪れても困り、それでいながら、このような不誠実な国とほどほどに仲良くやっていかなければならないほどに経済面で密接につながってしまっている日本という国が砂上の楼閣のようにも思える。

自由貿易体制を支持・選択していることによって、日本は中国の成長の恩恵にどこまでもあずかっているとはいえ、かなりくやしい。

  

また、確かに、この問題のせいで市況は悪くなったが、ここで変に媚びて日本が誤った行動をとることだけは慎んでもらいたいと思う。

これだけ痛い目にあっている私がそう言うぐらいなのだから…。