珍事件が本当に多い昨今だが、昨日に報道された、「食事のおかずの品数が多いから」という理由で80歳のじいさんが73歳のばあさんの首をタオルで絞めて殺したという事件なんかは、その最たるものともいえる春の悲しい珍事だろう。
なんで長年連れ添った奥さんをそんな理由で殺さにゃならんのだ?
しかも、なんでタオルで首を締めあげられるほど元気なのだ?
そういえば、ホリエモンはニッポン放送株買収に成功したかと思ったら、最近は買収攻勢の目標がフジテレビであることを鮮明にしはじめた。
まあ、わかりきってはいたけど…。
しかも、フジテレビ株を買い増すために今度はLBOというこれまたかなり危険な手を使おうとしている。
しかし、wmaskさんもおっしゃっていたが、ライブドアのCBの存在がフジによる逆TOBの抑止力になっているようで、ホリエモンやそのブレーンの考えることのすごさ・恐ろしさ・大胆さにビックリさせられる。
ところで、ライブドアはフジサンケイグループの社員から総スカンを食っているが、中には、「ライブドアはもっとフジサンケイグループの社員の心をつかむ努力をするべきだ」という声もあるようだ。
しかし、私はこの発言には強い違和感を覚える。
フジサンケイグループというのは、どこまでもぬるま湯な企業体である。
フジテレビの平均年収は1,500万、ニッポン放送の平均年収は1,150万円と破格だ。
年収1,000万円を越える上場企業は数十社しかなのだが、その中でもフジテレビは堂々の第1位である。
そりゃ~、こんな大盤振る舞いな企業に労働組合なんぞ必要ないだろう。
なお、ライブドアの平均年収は500万円だが、ホリエモンは「ニッポン放送を乗っ取ったあとには、社員の待遇について検討しなおす」というような旨の発言を既にしている。
なので、フジサンケイグループの社員は現在の給与水準を守ることに命がけであるため、強引に乗っ取って“平定”しない限りは、ニッポン放送の社員の心をつかむことは不可能なのである。
なので、先ほどのような発言に強い違和感を覚えるのである。
ニッポン放送の社員が異例ともいえる「反対声明」を発表したり、急に労働組合を結成するのにはそういう理由があるのだと思う。
仮に、「ライブドアの堀江貴文社長の発言にはリスナーに対する愛情が感じられない」と言うのであれば、ニッポン放送の社員には、たとえ、給料が半分になろうと、リスナーのために番組の質を落とさぬよう一生懸命働く様子を見せることで、その範を示していただきたいものである。
昨日の日経新聞の夕刊に「もう限界!パスワード地獄」という記事があった。
これ、前から私が思っていたことなんですよね…。
まあ、それだけなんですが…。
キャッシュカード・電子メール・ネット取引・各種ログイン時など、パスワードを必要とされる機会が多々あって、本当にイライラさせられる。
キャッシュカードなんて学生の頃にアルバイト先が変わるたびに給与振込口座を作らされたこともあって、半分以上はパスワードすら忘れてしまったぞい。
「逆に早く名寄せして俺に連絡してくれ!」って感じである。
また、めったに使わないインターネットのサービスのパスワードなんかは、覚えておけるわけがない。
公共料金の照会など余計である。
まとめて一ヵ所に書きとめておけば楽なのだろうが、そうもいかないし…。
また、「最近は類推されないパスワードを使うよう促されるが、無意味な文字列を覚えることは脳にとって大変だ」というようなことが同夕刊に書いていたが、これなどまさしくそのとおりだと思った。
特に昨今は「パスワードには数字とアルファベットを混ぜてください」などと生意気なことを指示してくる場合が多いが、私はこういうことを求められるだけでウンザリしてそのサービスを利用したくなくなってしまうタチの人間である。
かといって、他にセキュリティーを上げるための有効な手があるというわけでもない。
指紋や静脈などでの生体認証なんかだと、本人しか引き出せないし、キャッシュカードぐらいにしか応用できない。
一体、どうすりゃ楽になるんだろうね?