GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

焦土作戦をやる気か?

誰もがご存知の気になる記事について

 

ニッポン放送亀渕昭信社長は15日朝、記者団から保有資産の売却方針を問われ、「まだ話をする段階ではないが、いろいろ考えている」と述べ、傘下のレコード会社ポニーキャニオン株のほかにフジテレビ株など複数の資産売却を検討していることを明らかにした。

ライブドアに経営権を握られる前に優良資産を売却する焦土作戦を展開する構えを示すことで、ライブドアをけん制するとともに、買収意欲をそぐ狙いがあるとみられる。

亀渕社長は将来、資産売却を具体化させる場合には、同社の大株主であるライブドア堀江貴文社長などに説明する用意があるとも語った。

フジテレビの日枝久会長は同日、「グループに残りたいという希望をかなえるのが仕事だ」と述べ、ポニーキャニオン株などの資産売却をニッポン放送から打診されれば応じる考えを示した。

 

これを見る限り、ニッポン放送は本当に焦土作戦クラウン・ジュエルをやる気でいるかのようにみえる。

それに、上記の日枝会長の答弁なんてしらじらしすぎて噴飯モノである。

これまでは、フジサンケイグループの心境についても一定の理解を示してきたつもりだったが、こうなると話は別である。

 

また、ニッポン放送は56%のポニーキャニオン株を保有しているのだが、ポニーキャニオンは、ニッポン放送の連結営業売上高および連結営業利益の半分以上を生み出していることを新聞で知った。

ニッポン放送にとって、ポニーキャニオンはまさしくクラウン・ジュエル=王冠の宝石的な存在なのである。

しかも、連結営業利益のうち放送事業が生み出す利益はどうやら全体の20%以下なようで、ニッポン放送という会社そのもののほうがむしろオマケ的存在だともいえる。

 

ホリエモンは少なくともニッポン放送株買収にあたって、資金の800億円を調達するためにCBを発行するというリスクをしょってまでここまでやっているのに、役員が実質的な支配権を持つ大株主やその他の株主に対してここまでの背任行為を行うことがまかり通ったら、それこそ大問題と言うべきだろう。

 

仮に亀淵氏がそれをやってしまったら、マスコミや世間にはフジサンケイグループを徹底的に叩いて欲しいと思うし、亀淵氏にはその落とし前をつけてもらわなければなるまい

っていうか、ホリエモン以上にアンモラルともいえるフジサンケイグループを何かギャフンと言わせる方法はないのかな?

 

長良川