年金のことを気にはしつつも「老後はまだ先だから」と考えているため、若い人たちは必死にならないのだろうけど、年金の所得代替率が下がる見込みであると政府が堂々と述べているのに何の騒ぎにもならないのだから若者がおとなしい国であるものである。
俺はデモより選挙を重視したいので日本であまりデモが起きないことをむしろ成熟しているとすら考えているが、人口分布的にマイノリティーに追い込まれている者がデモをするというのは理解できる。
若年人口が少なく、投票率も低く、少子化が進み、必死さでも高齢者に負けるためにもはや選挙ではどうにもできないのだが、だからこそデモで主張するということにならないのだから従順なものである。
選挙でどうにもできないにせよ、デモしか手段がないかわいそうな香港と違って日本はマシなのだが、若者ほど自民党の支持率が高いというのが実情であり、いかに野党が不甲斐ないかということを物語っているともいえる。
平均寿命の延び以上に年金の所得代替率が減るのは完全にアンフェアなので、「年金財政検証」などと言ってお茶を濁さずにさっさと今の高齢者への給付を抑制するべきなのだが、絶対にそうしないために「マクロ経済スライド」などと言ってちょろまかしている。
第3号被保険者制度という専業主婦のタダ飯喰らい制度がいつになってもまかり通り続けているのを見ても、どれだけ少子高齢化が進もうが、いくら財政赤字が膨らもうが、今さえしのげればそれで結構ということだけど、人類全体がそんな感じで行き当たりばったりなのだから仕方ない。
というか、そもそも年金自体、所得水準や厚生年金か国民年金かという違いによってあまりに給付額が違い過ぎるので全体論を論じても仕方ないといえば仕方ないのである。
日本国には消費税率を引き上げることができる余地が十分に残っているため最終的には財政赤字をどうにかすることができるの同じで、少子高齢化問題と年金問題の最終的な解決策として、年金支給開始年齢の引き上げとそれによるリタイア年齢の引き上げという実に簡潔な解が残されているので俺はこの問題に関してはものすごく悲観しているというわけではない。
話は変わる。
9月から飲食店で禁煙か喫煙可かを表示する標識の掲示が義務づけられるらしい。
喫煙者が半数以上を占める自民党議員が作った受動喫煙防止法はクソだが、東京都受動喫煙防止条例はすばらしい規制であり、そのおかげで喫煙可の店の事実上の存在期限は残すところあと半年となったわけで、その日が来るのが本当に待ち遠しい。
先日、友人に誘われて歌舞伎町にある「おとなのジャンプ酒場」に友人夫妻と我が家の4人で行ってきた。
ここは喫煙可だったのだが、行った時間帯に吸っている人がいなくてかなり助かった。
店に飾ってある1985年前後の週刊少年ジャンプを手に取って、「どのマンガを読んでいたか」を確認し合ったのだが、うちのご主人含めてそれぞれ読んでいないマンガが2つか3つあっただけという結果であった。
どうしても絵柄が気に入らないマンガだけパスして他は全部読むというのが基本だったと往時の記憶を再確認した。
店にはジャンプのキャラクターの紙製のコースターが用意されていたのだが、うちら4人のうち2枚が同じキャラクターのコースターで、友人は「どうしてもドラゴンボールのコースターが欲しい!」と言い出して、周囲の客に交換をしないかと話しかけ、実際にドラゴンボールのコースターをGETした。
こういう小さなことができるかどうかというのが人生における大きな差を作るのだろうと思うが、実際に彼は10年以上自営業で商売が続いている。
彼は一緒にカレー屋を探していた時に、ラーメン屋に入って「近くにカレー屋さんありませんか?」と聞くような猛者なので絶対に真似はできんけど…。
まあ、シンプルライフ&断捨離人間の我が家ではノベルティグッズの収集は崎陽軒のひょうちゃんしかしていないため、うちらの分は友人にプレゼントした。
店で一番おかしかったのは、トイレの壁にキン肉マンのマンガのカットが貼っており、それがベンキマンの背中に「タバコの吸いがら ガム・パンツを便器に流さないでください」と書いてあるカットだったことである。
キン肉マンはパンツを詰まらせて勝利したわけだが、良い子の皆さんもとい大人は真似したらいかんぜよ!
ぐぬぬ…ジャンプロゴのれんとは…泣かせる…
2時間飲み食べ放題で税込み3,000円なのでかなりリーズナブルなのでもあった…
思わず手に取って読みだしてしまう…
ジャギ様!