GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

アメリカ様の華為への無慈悲

俺にはITの知識がないため、ITのことは恥ずかしくてあまり書かないようにしているのだが、今日は大して考えずに思ったことを思うがままに書く。

 

Googleがファーウェイに対しスマートフォン向けソフトの提供を停止するというニュースを今朝に知って、「詳しいことはきちんとわからんが、ファーウェイ死ぬほどヤバいじゃん!ファーウェイ株は爆下げだろ」と思いつつ株価を見たら下がってなかった。

「俺、センスねーな」と思いつつも、日本のファーウェイ関連の半導体などが大きく下げているところを見ると、誰が買ったのか買い支えたのか知らんが予想せぬ力が働いたのかなとは思う。

 

しかし、俺個人で考えると、AppleFacebookはどーでもいいとして、Amazonに拒否られるところまではまだ耐えられるが、Google様に拒否られたら相当ヤバいと思うのに、それをAndroidスマホを製造する会社に対してやるか!やっちゃうのか!とGoogle様とGoogleにそれをやらせるアメリカ様の恐ろしさとなりふり構わなさに心底ビビった。

っていうか、大統領令を出したトランプ氏がやったことなのだけど…。

 

もちろん、中国はグレートファイアーウォールによって他国のサービスを締め出して、アメリカの知的財産をパクって自国内で同じようなサービスを独自発展させて、しまいにはアメリカを脅かすレベルにまで到達し、かつ、国内に14億人の市場があるのだが、それでもGoogleAndroidを使えなくなったら事実上ファーウェイは他国にスマホを売ることができなくなるわけで、正確な情報をつかんでないとはいえ、いくらなんでもヤバすぎとしか思えぬ!

 

長期的に考えると、もしかしたら中国版のAndroidの類似OSをアメリカと敵対する国だとか、安ければ何でも買う国だとか、インフラを整えてくれるのなら導入するというような国に採算度外視で供給してシェアを取って優位に立とうとはするかもしれないなあとは思った。

現にAppleAndroidに頼ってないわけで無くはない話だろう。

人口だけで数えれば独裁国や貧困国が占める割合は相当なものなので、長期的には結構いい商売になるのかもしれないが、獰猛極まりないアメリカ様には軍事力以上に強力な最終兵器があるわけで、もし、中国がここに切り込むとするのならば、中国と相手国にはそれなりの覚悟が求められることになる。

 

言うまでもないが、アメリカの最大の武器は基軸通貨ドルでの決済である。

為替レートはクロスドルで決定するが、ユーロ圏内などでない限り多くの国はドルで決済をすることになる。

ドル紙幣での決済ならば大丈夫だが、ドルの電子決済をするとその決済データは必ずアメリカの銀行の口座を経由するため、おのずとアメリカ政府やFRBの監視下に置かれることになる。

アメリカの経済制裁で最も恐ろしいのはドル決済の禁止なわけで、アメリカ様が「イランとこういう取引した会社はドル決済禁止にするべ!」と叫ぶと、他国や他国の会社は「へいわかりました~」と従わざるを得ないのはアメリカの銀行が決済を担い、アメリカ政府とFRBがそれを監視しているからである。

しかも、基軸通貨ドルを脅かそうとする国があればアメリカ様は世界最強の軍事力を使ってでも強引に潰しにかかるから手がつけられない。

サダム・フセインが全力で潰された真因は彼がユーロ決済を呼びかけたことにあるという説が根深いが、この説はほぼ事実なのであろう。

そう考えるとアメリカのヘゲモニーへの挑戦国である中国が次にどういう手を打つのかとても気になるところである。

 

ところで、これはどーでもいいことなのだが、ファーウェイと聞いてこちらは勝手に「far way」、下手をすると「far away(発音は「ファーラウェイ」だが…)」のような受け取り方を脳内でしてしまう。

ファーウェイは漢字で書くと「華為」であり、こちらだと「中国のため」という意で受け取ってしまうが、ファーウェイは元人民解放軍所属の軍事技術関係者が作った会社なのだから外してはいないだろうと思う。

「李さん、あんたいつの間にLeeさんになった?」と言いたくなるのと同じような発音ロンダリングとも思えるが、ファーウェイの本当の発音は中国語の抑揚での「ホアウェイ」なので、今後は脳内で発音するときは銀座を歩きながら大声で話す中国人が発音している光景を思い浮かべながら「ホアウェイ」と発音しようと思う。

 

【2019年5月21日追記】

後で思い出したのですが、ファーウェイは非上場でした。

大ボケかましてました。

中国株の売買をしたことがなかったので「ファーウェイ 株価」と打って出てきた会社の株価を見てましたが、良く見るとこれはHuawei Culture Co., Ltd.の株価でした。

ファーウェイはHuawei Technologies Co., Ltd.で、創業者の持ち株比率が低く、ほとんどの株が社員持ち株でCEOを3人が半年ごとに輪番で担当するとてもユニークな仕組みの会社でした。

寝床に入ってふと「あれっファーウェイって非上場だった!」と思い出して深夜1時に慌てて追記しました。

 

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