GOODDAYS

世の中をかいくぐって逆張りの人生を歩む俺の意見

徴兵と志願と召集

毎日、日本に生まれてラッキーと思っているが、徴兵制がないという事実はその中でもかなり上位の要素である。

 

先日、台湾の徴兵制度が正式に終了した。

徴兵される可能性のあった若い方々には心からおめでとうと言いたい気持ちでいっぱいである。

志願兵だけで賄えるようになったことが理由だというが、逆にこの先、日本の自衛隊員を志願者だけで賄えなくなったらどうするのだろうとは常々思う。

介護もそうだが、防衛のように必要不可欠な分野の人員は手当を上げていって集めるしかないわなと思う。

 

ところで、本日入った報に、中国の漁船が、違法操業を立ち入り検査するために漁船に乗り込んだ水産庁の職員を乗せたまま半日も止まらずに航行を続けた事案があったというものがあったが、こういう無茶苦茶なことがあるたびに軍事的なプレゼンスの重要性を再認識する。

 

でも、徴兵されることほどの苦痛ってそうそうないと思う。

それがない国とある国の違いは考えるまでもなくあまりにも大きい。

現代の戦争では兵士の練度の高さと専門知識が求められるという要素もあるだろうが、その反面、練度が低くても扱えてしまう武器も開発されているだろうから徴兵された兵士が役に立たないとは思わない。

でも、徴兵された若者の何割かはものすごく嫌々やっているだろうし、その内心を責めることもできないが、そういった兵士の士気の低さは実戦では致命的だろうと思う。

また、徴兵された兵士がいざ職業軍人と戦うことになったら心理的にもマジでしんどいだろうなと思う。

そして、専門性や士気だけでなく、年々入れ替わっていくことに伴って発生する教育コストはバカにならないだろう。

もちろん、国民の精神の鍛練という意味では役に立つだろうから無駄とは思わないけど、精神を鍛えるために徴兵に駆り出されるというのはまっぴら御免である。

 

今年、アメリカが宇宙軍を創設したが、アメリカと中国とロシアの軍事覇権競争の舞台はサイバーと宇宙に移っている。

遅ればせながら日本においてもこの領域の人員の増員を図るようである。

いくら軍隊を充実させても人工衛星やサイバー空間の制御を失ったらどう考えてもアウトなのだから素人でもそりゃそうだろうなと思う。

また、最近の戦闘は無人機からの爆撃だとか、ラスベガス近郊の基地でシリアやイラクにある軍用ドローンを操縦して相手の兵隊を狙撃するというような戦い方が増えているし、そこにAIの要素もどんどん加わっていくのだろうが、そうなっていく世の中において徴兵制がどのような役割を担っていくのかも気になる。

自衛隊の役割の中において付属的な役割である災害対応が国民目線において特にありがたく感じる役割になってしまっているが、こういった業務に関しては徴兵でも対応できるだろうとは思うものの、仮に徴兵された兵士がやってもプロフェッショナルである自衛隊員のようにはできないだろうなと思う。

 

先日の韓国海軍艦艇による海上自衛隊の哨戒機へのレーダー照射の問題における韓国側の対応は、証拠を日本側が全て持っていて、かつ、日本側は他国の軍事当局とも情報を共有しているだろうにと思われるのに、意固地になって嘘八百を並び立てたり、逆ギレする始末だが、他国からの信頼という極めて重要な観点から見てあまりにお粗末に思える。

韓国人の「反日」については今さら何も述べる気がしないが、文政権誕生以降の韓国の北朝鮮への肩入れぶりはちょっと普通じゃないなと思う。

俺は極めて実利的な人間なので、俺が韓国人なら「1年半以上もの間、徴兵に行かなくてはならないのは北朝鮮のせいだからどの国よりも北朝鮮だけは絶対に許せん」という思考回路にしかならないだろうと思うだろうし、それがあまりに大きすぎて軍事に関しては他の国とのことは些事としか思わないだろう。

なので、仮に俺が韓国人だったとするならば、この件に関して、「軍事的に味方にはなっても敵にはならない日本に対して国としてやぶれかぶれな対応をとるのはどうなの?」と思うだろうなと思う。

もちろん、6ヵ国の承認を得つつ、連邦制に移行するなり、吸収合併するなりして、北朝鮮の軍事的脅威を排除することができて、韓国人から徴兵制という枷がなくなればそれよりもおめでたいことはないがあまりにもハードルは高いわな。


ところで、俺にとっての北欧は「あんな寒くて退屈な国に住むのは嫌だ。特にフィンランドの退屈さはキツい」としか思わない地域だが、何故か国際社会からとかくうらやましがられがちな地域である。

従来より徴兵制のあるフィンランドノルウェーに続いて、スウェーデンにおいて来月から徴兵制が復活するようである。

また、ノルウェーでは2015年から女性の徴兵も始まっているのだが、ご愁傷様とか言いようがない。

前にも述べたことがあるが、ノルウェーの徴兵制は男女混合相部屋という男女平等の徹底ぶりである。

 

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こちらは徴兵ではなく募集だが、東京オリンピックへのボランティアへの参加希望者が定員の2倍も集まったという。

個人的には「いくらなんでも時期が一年で最悪。猛暑時に集まるわけがない」と思っていたのに、今年の夏の暑さの記憶冷めやらぬうちに志願した猛者がこれだけいたという事実にただただ驚くばかりである。

これだけ多くの人が応募したため、半数は落とさなくてはならないのだから、間違っても学校による赤紙召集令状的な圧力によって不本意ながら参加するという人が参加するというような事態にならないようにきちんと本音で志願しているかのフィルタリングをかけてあげて欲しいものである。

 

俺が高校の時に地元でインターハイがあって、いつの間にか動員され、テントでの楽な座り仕事をしたのだが、忙しくなかったこともあって、友人とだべって過ごした記憶しか残っていないのに、きちんと弁当が出て、手当も出たのだが、東京オリンピックでは食事は出るものの、手当はろくに出ないのだから真の志願者のみが参加するようにならなくては猛暑をはね返す気力は到底湧かないだろうなと思う。

 

台湾にて