GOODDAYS

世の中をかいくぐって逆張りの人生を歩む俺の意見

青山の児童相談所の件でネット世論が行政の援護射撃

前にも述べたが、青山の児童相談所「家庭総合支援センター」建設に関する話を見ていて思ったことを書く。

 

gooddays.hatenablog.jp

 

港区の施設を渋谷区との境界付近に莫大な土地代をかけて作ることに対する行政のコスト意識にこそ問題の本質があると俺は思っているのだが、青山ブランドの維持のために反対という住民の意見が大々的に報じられ、ネット上では南青山の住民の「特権意識」へのヘイト意見が多々出ているようである。

つまりネット世論は間接的に行政を援護射撃しているということになる。

 

世の中において道徳論理よりも多数派になることは確かに多いのだが、日本は隣の儒教国家を糾弾している場合ではないのかもしれないと思う。

とはいえ、妬みだったり、正義感をかざす感情が多数派になることは儒教国家に限った現象ではないので、ここで儒教を挙げるのもまた論理的でないといえるのかもしれない。

また、今は情報が溢れすぎていて、いちいち立ち止まって考える暇がない時代でもあり、そこを上手く突いて世論を誘導するのは世の常だが、誰にとって有利に働くかという視点で考えると、これは特にうまく誘導できた事例だと思う。

 

俺は予定地の界隈がどういった場所なのかを知っているので、土地代が高価なこの場所に児童相談所を建てるよりも土地を民に売却して、その分、課税を減らしていただきたく思うのだが、超がつく中央集権国家の日本の住民税は定率だし、港区の税収は潤沢だし、特権意識などといって外野に批判されるのも気分が悪いので南青山以外の港区民は声を上げないのであろう。

 

また、青山一丁目から表参道まで青山通りや裏通りを歩いてみるとわかると思うが、青山エリアの地盤沈下ぶりが目立つ。

俺が20年前の大学生の頃にクラブPYLONに通っていた頃の青山と今の青山とはなんとも違う。

他に、La・PlaceもベルコモンズF.O.B COOPも糖朝もマネケンも無くなってしまった。

青山エリアはみゆき通りと骨董通りの間の界隈でかろうじて元気を取り持っているところがあるのだが、この予定地はその一帯にある。

 

話を戻すが、港区のサイトには以下のようなことが書かれている。

 

港区子ども家庭総合支援センターは、乳幼児親子や児童が利用する施設であることから中低層の施設であることが望ましく、また、少なくとも5,000平方メートル程度の延床面積を必要とします。

 

俺が住む中央区では小学校もビルの上に作ったりし始めているのに、何故にこの施設が中低層の施設でなければならないのかが俺にはさっぱりわからない。

まさか、子供を高いところでは遊ばせたくないだとか、エレベーターだとプライバシーの確保が云々などといった取るに足らないような理由でないことを願いたいが、かといって他の理由を思いつくのも難しい。

 

低層建築の大学キャンパスしか許されていなかった頃、この予定地のすぐ近くにある青山学院大学では1・2年生の楽しい時期を厚木や相模原のド田舎で過ごすことになっていたし、同じく渋谷にキャンパスを構える俺が通った大学も青学よりはずっとマシだが、1・2年生の時はたまプラーザで過ごすことになっていて、俺は1・2年次はたまプラーザキャンパスに通った。

ところが、大学の高層キャンパスが許可されるようになってからは青学は4年間青山キャンパスになり、俺の大学も4年間渋谷キャンパスになった。

もし、仮に1・2年生の頃から渋谷キャンパスだったら幾分かナンパの打率が上がったかもしれないと仮定すると悔やまれもするというものである。

また、中央大学のように4学年とも多摩地区に移した大学は梯子を外されたかのように戻る場所がなく今も多摩に残っている。

行政の裁量が大学や学生のキャンパスライフをガラリと変えてしまうのだから恐ろしいが、今度は都心に戻ってくる大学が増えすぎたと思いきや学生数の数量規制をし始めたのだから権力側の発想は恐ろしい。

ということで、家庭総合支援センターは中低層の施設でなければならないという行政の特権意識のほうが俺にはずっと恐ろしい。

 

ところで、港区内の同じような施設として港区子ども家庭支援センターがあるようだが、こちらは赤羽橋付近にあるようである。

あと一つこの種の施設が必要とのことで南青山に白羽の矢が立ったのだろうが、確かに南青山付近も便利ではあるものの、港区で一番交通の便が良い場所と言えば、こちらも品川区との境界付近とはいえ、やはり品川駅付近だろう。

空き地が多いという意味では新しくできる高輪ゲートウェイ駅付近もいいかもしれない。

それにしても思うのは、山手線の外の港区にはいくらでも低層の建物を建てるスペースがあるだろうし、土地も廉価で取得可能だろうということである。

余談だが、港区港南と高輪に品川駅があって、同じく港区港南と高輪に高輪ゲートウェイ駅ができて、品川区上大崎に目黒駅があるのだから、俺のように土地勘のある人以外には何がなんだかわからなくなるわな。

 

ところで、山手線の外側以外で俺のイチオシの立地は都立青山公園北地区付近である。

港区でありながら、虫食い状態に公園が広がっていて、人も常に少なく、放置自転車やバイクも多く、あまりに無意味な土地の使い方をしている代表格のような土地だと思うのだが、ここなら青山一丁目駅至近で表参道駅と同じぐらいに便利で、かつ、閑静なので絶好の立地だと思う。

 

また、ブランドビルが立ち並ぶ南青山に切り込むぐらいなら攻めの姿勢をさらに強めて、耐震性が弱いと指摘され、かつ、権利者が入り乱れていてるニュー新橋ビルの権利関係を行政主導できちんと整理して建てるだとか、ニュー新橋ビルと並んで港区2大カオスビルといえ、耐震性に難があって解体となる六本木ロアビルを解体後に買い取って児童相談所を立てるというぐらいの意気もしくは粋っぷりを見せて欲しかったとも思う。

新橋のサラリーマン&フラリーマンや六本木のパリピ&クラバーの反対運動があるかどうかは計画が立ってみないとわからんけど…。

 

【追記】

2018年12月20日追記。

都立青山公園北地区は都の土地であり、区の土地ではないが、土地の使い方に相当な無駄があり、かつ、周囲に明治神宮外苑・区立青山公園・青山公園南地区・高橋是清翁記念公園と公園がたくさんあるのに対し、南青山地区には公園や緑がほとんどない。

児童相談所予定地を都立青山公園北地区に変更し、南青山のこの用地は民に売却せず、公園として開放すると本当の意味での最大幸福を実現できるような気がする。

2018年12月24日追記。

港区内には都営青山北町アパートや都営広尾五丁目アパートのような極めて地価の高い場所に立つ古い都営アパートがあり、ここに住む住民は特権階級だなと個人的に思い続けているのですが、役所は用途地域や高さ制限の権限を握るのだから、こういった場所をもっと有効に活用する方法も考えて欲しいものだと思いますし、児童相談所行政においても都と区で一体感を持って進めてもらいたいものだとも思います。

 

ピンボケさせていますが、予定地前の商業地と家庭総合支援センター予定地