GOODDAYS

  世の中の歪みをかいくぐってひたすら逆張りの人生を歩む俺の意見

ぐるっとパス

東京ミュージアムぐるっとパスというものが2,200円で発行されているのだが、これを買うと初回利用から2ヵ月間にわたって東京都内の指定92箇所の施設に無料もしくは割引で入場できるというものだ。

しかも、この92箇所の施設のラインナップは驚くほど充実している。

 

なお、冊子&チケットもぎり制になっているので、同じ施設には1度までしか入れない。

俺が昨年夏にウィーンに行った際に「ウィーンにはウィーンパスというパスがあって、これがあれば豪快なまでに市内のかなりの場所にそのまま入れるようになる」と述べたのだが、わずか48時間で79ユーロのウィーンパスほどのフリーパス度ではないものの、このぐるっとパスのすごさには驚いた。

 

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今日は長らく行けていなかったすみだ北斎美術館に行って、ついでに何度も行っている江戸東京博物館に行き、このパスでもないと行くことがなかったであろう刀剣博物館にも行った。

通常の入場料は400円・600円・1,000円で合わせて2,000円なので、両国にあるこの3施設に行くだけでほぼ元をとれるわけである。

そして、こういった冊子の真骨頂は、こういう機会でもない限り、1,000円払って入ろうとはなかなか思えない刀剣博物館のような施設に行くことができるという点にあると思う。

 

ウィーンパスは東京でいえばディズニーリゾートやキッザニアまで無料にしてしまうような破壊力を持っているが、さらに制限時間内で市内の交通も全部無料になるパスも売っている。

したがって、この2つのパスを買えばウィーン市内が無料アトラクション化するわけだが、こういう流れって今の時代の流れにとても合っていると思う。

もちろん、ハプスブルク家文化遺産が異常に集積しているウィーンと東京のような巨大経済都市、もしくは京都のように過剰な混雑に悩まされている都市がこのような取り組みをするとなるといろいろと考えなければならないのだろうなとは思う。

しかし、東京でも京都でもマイナーな施設の訪問客数は増やしたほうが良いだろうし、先日ソウルに行って東京の集客に対するやる気のなさを痛烈に実感させられたし、今のテクノロジーを駆使すればもっともっとユーザビリティを上げることはできるだろうにと思うのである。

なお、ソウルに行ってあれこれ思ったことについては後日書く。

 

ところで、美術館のような施設に行くと、どう考えても無駄としか思えない人員が多すぎるよなといつも思う。

チケット販売であれ、もぎりであれ、監視であれ、警備であれ、案内であれ、もっと少ない人数でやりようがあるだろうにと思うのだ。

むしろ、自販機とゲートと案内図と解説用モニターとカメラでほぼ無人にすることもできるのではなかろうかと思うぐらいである。

もしかしたら職業対策だとか公共事業で行っているというのかもしれず、無駄な仕事も仕事、給与を払って納税してもらって消費してもらうことが社会貢献であり、乗数効果を高めると考えることもできなくはないけど、その論理が通じるのは失業者がいる世の中の話である。

今は失業率が最低水準になっており、企業は人不足に悩まされているわけで、不要な人員にはコンビニでバイトしてもらったほうがよほど良いと思う。

 

どこかでまた書くが、以下は余談。

韓国のように、失業率が高い中で最低時給を無理やり上げると、低所得者の失業率が上がってしまって逆に低所得者層の総収入が減る。

金融緩和等の政策によって失業率を限りなくゼロに近づけることにより、時給を上げないと人が集まらないような状況になれば、規制せずとも自然に時給が上がり、同時に物価も上昇することになり、失業率を上げずに、低い時給でしか人を集められないようなブラック企業を淘汰することができる。

まあ、そのブラック企業というのがカスタマーにとってはかなりありがたい企業であることが多いのが玉にキズなのだけど…。

そして、外国人労働者や移民を入れたり、LOSE-LOSEな実習生制度で外国人を入れると、失業者が増え、時給が下がり、物価も下がる。

なお、大学や語学学校の留学生は高スペックもしくは日本語を学ぶ意欲のある者を労働者として使うわけだから前者よりはずっと筋がいい。

企業は時給を上げたくないから外国人労働者流入を強く求めるが、本当に日本人の誰もやりたがらない仕事はあるのでそのあたりのさじ加減は難しいと思う。

こうしたあたりまえな認識が今一つ世間に浸透していない気がするんだよな~。

 

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両国の横網町公園に咲いていたパンダの花壇。ちなみに国技館を含めてこの辺の住所は横綱ではなく横網です…