GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

天下一品での自己責任教育

過去にも何度か書いている天下一品ネタ。

GOODDAYSはゆりかもめと高カロリー自嘲ネタのブログなのか?というツッコミはともかくとして、今日は天下一品のネタです。

天下一品を知っている人にしか通じないネタです。

 

ゆりかもめは数は減ってきた気がするけどまだいます。

せめて明日の嵐が去ってから北に飛び立って欲しいものです。

 

「今日はガッツリ食って良かろう」と自分へのご褒美気分で天下一品に入った日の話。

腹が減りまくっていたので、俺はこってり・豚キムチ・唐揚げ・小ライスのセットという20歳若返ったようなメニュー、うちのご主人もこってり・ギョーザというパンチメニューを頼んだ。

 

しばらくして、隣に相席で父・母・小学校高学年の息子の3人組が座った。


普段、人の会話に興味を示すのは無粋だろうと思ってあまり耳を傾けないようにしているのだが、ここでは別。

何かおもしろいことを言ってくれるのではないかと期待うずうず。

 

息子:「ねえ。あっさりって食べたことない。ねえ。頼んでみた~い!」

 

父:「ここに来てあっさり食べるやつがあるか!

 

息子はしばらく悩んで、ものすごくニヤニヤしながら…

 

息子:「気になる~。食べたい~。頼んでみていい?」

 

母:「そんなもったいないこと…」

 

父:「自己責任だぞ!俺のは一口もあげないからな!」

 

俺、どういう展開になるかワクワク。

 

そして運命のオーダータイム。

父親はこってり大盛・ギョーザ・半チャーハンセット、母親はこってりと小ビールを頼み、息子は満面の笑みにニヤニヤしながら悩みに悩んだ末にこってりを頼んでました。

 

悩んでいる息子の満面の笑みはいまだに脳裏に焼きついているほどにいい笑みだったので、俺はついぞあっさりに行ってくれるかと期待していたのだが、完全に裏をかかれた。

 

俺は「あっさり行け~少年よ!あっさりに挑むのだ~」本気の邪念を送っていたのだが、ご主人は「この子、ちゃんとこってり頼むかな…」と心底心配していたそうで、俺の邪念は通じなかった。

 

まあ、あっさりを頼んだことがないから美味いかどうかは知らんが、人生経験が足りないばかりに緊急避難用のメニューのあっさりを頼むという致命的なミスを犯して少年には大人の階段をワンステップ登って欲しかったところだったが、すんでのところで回避しやがった!

悔すぃ~!

 

自分はこってり大盛・ギョーザ・半チャーハンセットを頼んでおきながら、「俺のは一口もあげないからな」と心を鬼にして息子に生きた自己責任論を教え込む父親の容赦ない姿に感動したが、その甲斐があって息子が独力で正しい選択をしたのにも感動した。

そんな父親は太ってなどおらず、いたって中肉中背のサラリーマン風、母親も細めで上品。

 

そして、今回、俺の心に最も刺さったのは母親の「そんなもったいないこと…」の一言。

まさしく真に迫るリアルMOTTAINAI精神!

 

常に費用対効果を徹底的に考え抜く母親だけ小ビールを頼んでいたのが小粋でしたが、ここの小ビールは220円の良心価格と無駄・ぬかり無し!

 

父・母・息子、全員に完膚なまでに打ちのめされました。

ごっそさん。

 

そして、こってり・豚キムチ・唐揚げ・小ライスのセットに挑み、こってりスープを一滴も残さず完食して胸やけにならない俺の鉄の胃袋にも我ながら参りました。

俺、代謝は20歳時の半分でも、胃袋はまだ俄然20代のままのようです。

 

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