日馬富士側にも懇意にしている坊さんがいるようであれこれ所感を述べておられるが、護摩行だのなんだのでスポーツ選手と懇意にしている坊さんって多いっすわね。
で、2017年12月2日のスポーツ報知のニュースの引用。
貴乃花親方からメールを受け取ったというのは、高野山別格本山清浄心院・池口恵観法主。
池口法主は、阪神・金本監督らとも親交がある。
池口法主が貴乃花親方を励ますメールを送ったところ「今の状況、若い頃から慣れております。全国民の皆様及び観衆の皆様の本来の幸せを感動という繋ぐ心で思慮深く究明し、心動かされる人の心を大切に真摯な姿勢を一貫して、この心の中に角道の精華として樹立させたいと思います」という内容のメールが返ってきたという。
池口法主は「本当の相撲道に徹していけるような相撲協会になってもらいという気持ちがあると思う」と話していた。
とのことですが、「普通、人の、しかも刑事告発をしてだんまりを決め込んでいる人のメールの内容を抜け抜けとマスコミに知らせます?」と思いましたが、まあ、貴乃花親方の許可を取っているのかもしれませんし、その辺の事情はわかりませんので、そこらへんのツッコミはその程度にしますが、法主が朝鮮総連本部ビル売却に噛んでいた件は忘れ得ません。
まあ、それよりも、黙して語らずの貴乃花親方の文章はきちんと解読せんわけにはいかんですわね。
何せ、あれだけ寡黙な親方がこれだけ雄弁に語っておられるわけです。
今の状況、若い頃から慣れております。
→これは、氏の人生を見れば理解できます。
確かにそうでしょう、そうでしょう。
解読する必要があるのは次です。
全国民の皆様及び観衆の皆様の本来の幸せを感動という繋ぐ心で思慮深く究明し、心動かされる人の心を大切に真摯な姿勢を一貫して、この心の中に角道の精華として樹立させたいと思います
→以下に分解します。
全国民の皆様及び観衆の皆様の本来の幸せを
感動という繋ぐ心で思慮深く究明し、心動かされる人の心を大切に
真摯な姿勢を一貫して、この心の中に角道の精華として
樹立させたいと思います
「究明」はコトバンクによると「道理や真理をつきつめて明らかにすること」とありますが、「~本来の幸せを~究明し」、すなわち、「~本来の幸せを 感動という繋ぐ心で道理や真理をつきつめて明らかにし」ということですが、「感動=繋ぐ心を持って幸せを明らかにする」ということでしょうかね。
「感動=繋ぐ心」という等式は「熱い」という意味でThat’s so coolと言うべきでしょうか。
かみ砕くと「繋ぐ心でみんなの幸せを明らかにしちゃうよ」ということですかね。
先の上2行も述語にかかるのですが、その後の「心動かされる人の心を大切に」と「真摯な姿勢を一貫して」も「この心の中に角道の精華として」と同じく、述語の「樹立させたいと思います」にかかるわけですな。
そして、主語は「心の中」とも「角道の精華」とも取れますが、要は「心の中に=角道の精華として」という等式が成り立つわけで、これもThat’s so cool!
それにしてもあまりにも深い。
国語があまり得意でなかった俺の構文解釈はツッコミどころだらけなのかもしれませんが、何度読み返しても凡人には理解できなかったので、どうしてもほっとけずに分解して考えちゃいました。
点の位置がもう少し違っていたら解釈も楽になった気もするのですが。
以上、お粗末でした。