過去の年も何度か書いている気がするのだが、今秋初めてゆりかもめが戻って来たのを観測した。
俺のブログのアイコンにゆりかもめを使っているぐらいなので戻ってきてくれると毎年ながらうれしい。
これから半年間、窓の外のゆりかもめと一緒に過ごせると思うと気分が良い。
俺はゆりかもめをユリカモメと書きたくないぐらいにゆりかもめに愛着を感じている。
俺が見ているゆりかもめは築地市場の屋根の上に住んでいるのだが、来年に閉場して工事が始まるのでそうなったらどこに足を留めるのか気が気でない。
今日見たゆりかもめは、ゆりかもめより一回り大きく足が黄色く羽が灰色のカモメと混ざって一緒に止まっていたが、やはり足が赤くて真っ白なゆりかもめは一際美しい。
普通のカモメも渡り鳥のはずだが、こちらは夏に見かけることもある。
もしかしたら、夏に見るのはカモメではなく留鳥のウミネコなのかもしれませぬ。
ところで、今は真っ白なゆりかもめも春にこちらを飛び立つ頃に夏鳥になって頭が黒くなるのだが、こちらで過ごす間の大半は真っ白な冬鳥のいでたちで過ごす。
ちなみに、ゆりかもめの英語名は「black‐headed gull」で黒い頭をしたカモメということになる。
カムチャツカだとか北極海に行かないとあまり見られないブラックヘッドを名称にしているのは不思議だが、黒い頭が際立った特徴ということなのだろう。
冬鳥の間も側頭部に黒い斑点があるのだがそれがまたかわいらしい。
日本に飛来するゆりかもめは夏は主にカムチャツカにいるらしいが、夏のカムチャツカの気温は冬の東京の気温より若干高いぐらいのようで、渡り鳥はそのあたりを計算して移動しているのだろうが、俺も東京の暑い夏はカムチャツカに逃げたいよと思う。
カムチャツカで知っている街はペトロパブロフスク・カムチャツキーぐらいしか思いつかんのだが…。