GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

お金と働く時間のバランス

 

他人のために人生の時間を使いたくない

僕は40歳になったのに、他社でつぶしの効かない仕事をしています。

これで会社でどうしても納得のいかない出来事があったり、会社が傾いたりした時にどうするというのでしょう。

いざとなった時に転職が効かないというのは人生のポートフォリオ上、人的資本がないという最もダメなパターンだと思います。

普通はキャリアに危機感を感じてどうにかせねばと考えるものですが、僕にはその気がありません。

パートナーは英語とITができるので、他社でも働けます。

そして、それは僕にとっては救いでもあります。

そりゃ、子供がいれば腹を括るしかないので、嫌なことがあっても会社にしがみつくなり、他社で通じる人間になる努力をしますが、結果的に子供がいないので違う悩みを抱えています。

これまでも何度か同じようなことを言及してきたのですが、それは…

「なんでこんなに豊かな時代に1日に7時間、週に5日も働かなきゃいかんの?」

という悩みです。

世の中は豊かになって、コンテンツは無料でいくらでも楽しめ、家事負担も激減し、食品の価格も稼ぎからしたらさほど高くはありません。

仕事中は時間を忘れて仕事に没頭できるので、仕事が嫌いというわけではないのですが、仕事はあくまで他人のための労働および価値の交換です。

それに対して、世の中の豊かさと自分の金銭欲と仕事に費やす時間のバランスがおかしい気がしているのです。

むしろ通勤が散歩=運動時間の確保になっているので、バカらしいことこの上ない長時間の通勤時間こそ職住近接なのでありませんが、それでも仕事時間そのものが僕にとっては長く感じます。

 

カネ使ってないなあ俺…

そして、自分に以下のような条件がそろっているので「何もがんばってそんなに長い時間働かなくても良くね?」と思えてしまうのです。

  • 週に4日は外で1円も使わない。

  • 飲み会はほぼ皆無。

  • 朝食と昼食と間食とサプリメント代にはきちんと計算すると日に452円しかかかっていない。

  • 夕食も家で作る分にはそんなにかかっていない。

  • パートナーは朝食なし、昼食社食、職場の飲み会は月に1~2回。

  • 物欲は二人ともビックリするほどなし。

  • 必要な消費材等を試算してもそれほどの額にならない。

  • 今の必需固定費は、平均15,000円程度の水道・ガス・電気・インターネット費と、親に渡しているみまもりケータイ代を含めた俺の携帯代が3,500円と、パートナーの携帯代が10,000円、あとは、Kindle Unlimited代980円、dマガジン代400円、Amazon Prime代400円で合わせて30,000円程度となっている。

 

これまでの出費と想定出費

結婚して全ての出費をちまちまとEXCELに入力していますが、それは以下のような割合でした。

 

  • 旅行費20%

  • 住宅ローン返済と管理費と固定資産税28%

  • 公共料金等5%

  • 昼食含む外食分が11%、自炊分が6%で、食費が17%

  • 冠婚葬祭費と交際費と趣味娯楽費11%

  • 結婚当初に購入した家財含むモノ費と生活用品費と医療費13%

  • ファッション費と美容費6%

わかっているのですが、結局、お金をガッツリ使っている要素はほぼ以下の要素となっています。

 

  • 住宅ローン返済費

  • 旅行費

  • 外食費

仮に働かなくなったと場合に減る要素は以下のような要素だと考えています。

 

  • ファッション費

  • 美容費

  • 交際費

  • 冠婚祭費

今は、ローンの返済およびその代償として得た満足度100%の理想的な我が家と、旅行と外食のために働いているといえなくもありません。

仮に、大好きな家を貸しに出せばそれなりの家賃収入が得られるとして、それだけで生きていけるかいえば疑問ですし、以下のようなコストを考えると踏ん切りがつかないのですが、家を貸して、田舎に引っ込んでちょっとだけバイトをして仙人のような生活をする、たまに物価の安いアジアの都市に沈没するという生活はどうかとパートナーに提案し続けています。

仮にそうした生活に切り替えた場合に考えておかなければならない費用は以下のような費用でしょう。

 

パートナーは僕以上に今の家が好きで、僕と同じ悩みは持たず、基本的に勤労世代にとって勤労は義務と考えているようで、旅行も外食も楽しみたい、それより僕が田舎に引っ込んで何もしない生活に向いているとも思えないという至極真っ当な指摘を受けていてまだまだ実行には移せない状況でもあります。

先日「LIFE SHIFT」という本を読んで、この本からは「人生100年あるから長く働こうね」と説教されましたが、100年も生きるのかどうかは別として、何が起きても対応できるようにしたいとは考えています。