GOODDAYS

  世の中の歪みをかいくぐってひたすら逆張りの人生を歩む俺の意見

上海・蘇州

 

団体ツアー旅行で初の海外

ここ数年は年末年始に海外に出ているのだが、今年は直前まで何も決めずにいて、いいプランがあればなあと思っていたら、2泊3日でありながらわずか39,500円で上海に行けるツアーを見つけてしまい参加した。

全食事つきで、自由時間はほぼなく、ツアー放棄には罰金が科されるという格安ツアーにありがちな内容で、こんな格安ツアーは土産物屋をたらい回しにでもしないとペイしないだろうと思うが、そこも含めて楽しむことにする。

中国や韓国に行くのをパートナーは嫌がっていたのだが、3日だけならいいかと許可が出たというのも参加理由である。

 

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機中

2016年1月1日 

5時半に起き、5時55分に家を出て、6時半すぎに羽田着、行列がやたらと長く、7時過ぎにチェックインし、8時40分発中国東方航空便にて上海へ。 

このところ豪華な中近東系キャリアばかりを利用していたのだが、今回はテレビなし、イヤホンなし、アメニティなし。

この程度のことは特に気にならなかったが、毛布がなくて少し膝が寒かったのと、今、どこの上空を飛んでいるのかの地図表示がなかったのは個人的には少し残念だった。

機内食は行きも帰りも美味しかったと思う。

実際問題としておそらくはタダに近い価格で乗っていると思うので贅沢は全く言わないのだが、正月なのに満席でなかったのにビックリしたものの、普通は年末に出国するはずなのでそんなものかなとも思った。

ちなみに、帰りは満席だった。


1日目

2016年1月1日

時差は1時間で、12時前にツアー参加者16名が全員集合。 

日本語を話す中国人ガイドさんが待っていて、この方と運転手さんは3日間固定であった。

まず、上海市街には行かず、市街をスルーして110分かけて朱家角という水郷古鎮に向かった。

滞在は60分

古来から実り多い江南地方にあって運河で交易をしていた風情を残しており、上海市内とは思えない雰囲気であった。

上海市だけで群馬県と同じぐらいの広さがあるらしいのだけど…。

 
その後、渋滞気味の道を80分ほどで戻って外灘へ。

滞在は20分

お約束の光景だがやはり17年ぶりの浦東方面の景色は全然違う。

 
といいつつ、団体では風景を見て写真を取るので精いっぱいで、皆で散歩するわけにもいかないのですぐに撤収してバスで10分ほど移動した田子坊(でんしぼう)へ。

ここでは45分の自由時間が設けられた。

田字坊はかつて住居だった場所にどんどん店ができてトレンディーなショッピングスポットと化した場所らしいが、自分らにとって欲しいものはなく、正月なこともあるのかないのかやたらと人が多いし、美味しそうなものを買い食いしようにも夕食が近いので二の足を踏むといった感じであったが散策は楽しんだ。

ガイドさんが、「ここは値段も高いしあまりお得ではない」と言っていたのには、正直者なのか他の土産物屋で買ってほしいと思ったのかわからないが衝撃を受けた。

しかも、旅してわかったのだがそんなに売り気のあるガイドさんではなかった。

その後はバスで渋滞の中を20分移動した後に、宿にほど近い南京西路にて40分の自由時間があり、ゆっくりとデパートの様子などを見る。


25分ほど移動して浦東にある四川料理屋にて18時40分より夕食。

四川料理とはいえ、少しは観光客向けにアレンジしていうかと思いきや、どれも激辛で困る。

中国であることもあって、この旅行での食事スタイルは終始円卓での食事となるが、16名なので8名×2卓で人数的にはジャストであった。

食べ終わった19時半頃から変面ショーという、扇子でお面を隠す感に次々とお面が変わっていく手品ダンスがあった。

こちらには80分の滞在。

20時に移動して20分後にホテルへ。

激安ツアーなのに宿泊ホテルはザ・ポートマン・リッツ・カールトン

コンベンションにも使われるので普通のラグジュアリーホテルとは違って部屋数が多いためそんなに大した部屋ではなかったが、それでもリッツ・カールトン

その後は地下鉄で南京東路や外灘を歩いて過ごし、0時に寝た。

朝が早くて疲れていたがこの自由時間こそが最も重要な時間なので体力を振り絞る。


結局、この日は土産物屋等に連れて行かれることはなく純粋な観光だけだった。

60分滞在した朱家角への移動関連で3時間近く使ったことになるのだが、詰め込み過ぎツアーにありがちなことですわな。

個人旅行でそんな性急な真似をする人は誰もいないはずなのにツアーになるとどうしてそうなるのかは永遠のナゾ。


2日目

2016年1月2日

6時にモーニングコールで、ビュッフェ朝食後、7時半に出発。

110分かけて上海から130km離れた無錫の淡水真珠工場へ。

滞在は60分

日本語を話すスタッフから淡水パールの説明を受け、ユーモラスに真珠クリームがお買い得という説明を受ける。

真珠製品が欲しかったら買っても良かったのだが、特に必要性がなかったので買わなかった。

説明を聞く限り真珠クリームも安いし良さそうに思ったのだが、個人的には一昨年にモロッコで買ったアルガンオイルを愛用しており、必要性がなかったので買わなかった。

しかし、真珠製品もクリームも買っている人はいたので気持ち的には助かった。

 
その後、15分で移動して、太湖の内湖である蠡湖(れいこ)にある蠡園という庭園を鑑賞。

滞在は55分

紀元前5世紀の呉越戦争の頃の范蠡(はんれい)と中国四大美女の西施(せいし)由来の庭園のようだが、この庭園ができたのは1920年代とのこと。

景勝地なのかもしれないが、いかんせん空気が美しくないので、3ヵ月前に行った紅葉の中禅寺湖の遊覧とは色彩や透明感が違い過ぎて何の感動もない。

中禅寺湖では中国人観光客が撮影しまくっていたのだが、その気持ちがわかった。

 
その後、60分かけて蘇州へ移動するが、無錫の真珠工場と、わざわざ中国にまで行って見る必然性がない蠡園関連で、移動時間が約2時間、現地滞在時間が2時間で合計4時間はそれほど意味のない観光に使われたことになる。

とはいえ、格安ツアーに参加した時点で当初より想定内だし、そういったことを知ることを逆に楽しむことにしているので個人的には別に平気である。

 
蘇州に着いた後、松鼠桂魚を始めとする蘇州料理を50分で食べ、併設された蘇州刺繍の工房にて刺繍を製作する様子と刺繍製品を20分ほど見るが、あまりにも高額なことと、低額なものはあまりに高額なものとクオリティーが違うので誰も買わず、商売としては何のために行程に入れたのかわからず。

大きな刺繍画を飾れるような家があって、かつ、絵ではなく何十倍も手のかかる刺繍を買おうとする人がこんな格安ツアーを利用するはずがない。

 
蘇州は古都であることもあって道路が狭く、やたらと渋滞していたため、近くにある藕園(ぐうえん)という庭園に行くために55分もかかる。

交通マナーの酷さやクラクションの音の数は上海では目にしなかったレベルで相当に酷い。

何故に著名な拙政園や留園ではなく、こじんまりとした藕園を見学するのかはおそらくバス駐車場があるからだと思うが、藕園に45分滞在した。

僕は17年前に行ったからいいけど、拙政園や留園と藕園では規模感があまりに違っており、拙政園を見て「兼六園と同じぐらいにすばらしい」という感想を抱いたのにここでは何の感想も抱けない。

中国で北京の紫禁城や蘇州の拙政園を見て、「ああ、中国はスケールが違うな」「東アジアの文明の源流があるんだよな」と思うことは旅をする大きな意味なのに、旅のプランナーはカスタマーに藕園を見て何を思えと考えてプランニングをしたかが全く見えてこない。

藕園の入場料はガイドさんが普通に全員分を払っていたように見えたので藕園から特別なアプローチがあるようにも思えないので駐車事情なのかもしれない。

蘇州は古都であり、運河やプラタナス並木に囲まれた旧市街は風情があるが、今や人口1,000万人を超え、上海・北京・広州・深セン・天津に続くGDPを誇る大都会で、香港を抜く直前とのことで、霞む空気の向こうに高層ビルがたくさん立ち並ぶ新市街が見えていたが、当然ながらバスがそちらを通ることはなかった。

 
その後は、また渋滞を通り抜けて30分ほどかけて京杭大運河に行くが、通った運河の場所は川幅の広い単なる運河であった。

僕が17年前に杭州から蘇州に船で移動した時には両方に船着き場があって、1000年以上前もこうやって船が行きかったんだなという想像力を働かすことができたのだが、これではそうはいかない。

運河は南北に伸びているのだからもう少し考えてビューポイントを設定すればいいのにと思ってしまった。

こんなところなのでここは5分と見ずに上海へ。

 
これまた渋滞が酷くて115分かけて上海に着き、18時から1時間ほどかけて上海料理をいただく。

上海ガニが目玉料理で一人一匹出てきたのだが、こんな格安ツアーで大きいのが出たら逆に困るとはいえ、あまりに小さいのと切るハサミがないため、ほとんど身を食べられなかった。

まあ美味しかったのではないかと思うものの、他のカニとの大きな違いはわからなかった。

ちなみに「上海ガニ」とは日本人がそのように言っているだけで、蘇州あたりの湖で養殖されている沢蟹なのらしい。

 
その後は希望者のみオプショナルで雑技団を鑑賞するが、17年前にも観ているものの当然ながら鑑賞。

90分の公演のなかで驚異の身体能力を駆使した驚きの芸が次々と繰り広げられるのだが、最後にある「飛車」という演目のバイクショーは球形の金網の中を7台のバイクが走り回る危険極まりない演目でその危険さに驚く。

体操系の人なんて、これだけ驚異的な技をこなすのだから修業期間はどうなっているのかと検索したら、子供の頃に専門学校からスカウトされてそのまま全寮制の学校でひたすら技を磨き、実力があればどこかの雑技団員になれるが、30歳から40歳で引退して、その後は教官になるという。

確かに驚異的な技の数々はすばらしいのだが、なんともそのあたりの過酷さが中国的というかなんともはや。


雑技鑑賞後は、21時にホテルに戻って南京西路や静安寺を散策して23時半に寝る。

個人的にはこういうわずかな自由時間こそが最も大切な時間なので、ここは有意義に過ごす。

 
この日はオプショナルと自由時間以外は無錫・蘇州観光のみだったが、とにかく移動時間が長かったのと、土産物屋に結構な時間が取られたのと、蠡園と藕園というわざわざ中国に行ってまで見るほどでもない観光地がセレクトされているのは土産物屋との関係性があるのかどうかはわからない。  


3日目

2016年1月3日

6時にモーニングコールで、ビュッフェ朝食後、チェックアウトして7時45分に出発。

溜まる疲れをこらえて朝早く集合して朝イチで連れて行かれるのはバスで15分ほどのシルク工場なのは無念。

日本語ガイドさんによる江南地方のシルクの紹介と真綿ぶとんの製造過程を見るが、結構好奇心がそそられたのと、そろそろ布団を買い替えたかったのと、これではごまかしの入る余地はないだろうと思い、真綿ぶとんを購入。

12,000円程度なので日本で買うよりも格段に安く、今のところ家で重宝している。

あと、蝶ネクタイも家にあるもの以外にあと一つ欲しかったので購入した。

こちらには60分の滞在。

 
次は20分ほど移動して魯迅公園に50分の滞在。

朝から年金生活者が楽しそうにダンスや太極拳をしていて微笑ましい。

こういった中国らしい光景が見られるのと、このあたりがかつて日本租界だったのと、魯迅は日本に7年住んでおり、ゆかりのある人物なのと、魯迅記念館の入場料がタダなことあたりがコースに選定されている理由なのだろう。

ただし、魯迅ファンならともかく、わざわざ行かなくてはならないスポットではない。

 
その後、30分かけて、豫園付近にあるお茶の販売所へ。

ここでも日本語ガイドさんから色々な中国茶や茶器について説明を受けて試飲するが、結構勉強になるし、家でも飲みたくなったので詰め合わせを購入した。

滞在は50分

その後、豫園商城で45分の自由時間が設けられたが、この程度の自由時間では豫園を見て回るわけにもいかず、豫園には行かないけどショッピングゾーンの豫園商城散策のみを行うというツアーらしい行動となる。

豫園には南翔饅頭店という六本木ヒルズにも支店を持つ有名な店があるのだが、これも、ここでは食べずにその後バスで25分かけて行った南京西路にある南翔饅頭店支店で昼食というツアーらしい行動となる。

しかもここが泊まった宿のすぐ近くにあるから泣ける。

 
皆早々に昼食を食べ終えたのだが、食べ始めて50分間ほどガイドさんが戻って来なかったので、皆、知らない者同士で話題もないのにぎこちない会話をしながら暇そうに待って、やっと戻って来たのでバスに乗り、60分かけて空港へ移動した。

空港に着いたのは離陸2時間半前で、ここで解散となった。 

 

機中

2016年1月3日

羽田で遅れが出たとかで、2時間ちょっと遅れの出発。

21時頃着のはずが、23時過ぎの到着となり、荷物を引き取って空港を出るのは全員23時半前。

こちらは羽田から家が近いから30分で帰ることができたものの、電車で帰ることができなかった人もいるのかもしれないとも思った。

翌日の1月4日が月曜日で仕事始めの人も多かっただろうから大変ですな。

 

雑感

旅程と費用

ツアー代金は39,500円だが、サーチャージ・空港使用料等の諸費用を入れると1人あたり52,170円の振込。 

現地で使用したのは2人で20,000円で、それも両替してなんとか使い切ったのだが、その内訳は、半分が2人で10,400円程度雑技団のオプションで、残りはホテルの部屋で飲む酒とつまみ代・自宅用の茶葉・自分用の蝶ネクタイ・パートナーのバラマキ土産などなどである。

羽田までの電車代だの空港での朝食の吉野家代などを入れて2人で126,000円ぐらいが今回の総出費となった。

なお、これにはふとん代は含まない。

夏の旅行が毎回60万円程度、冬の旅行が、3年前のタイ35万円、2年前の香港42万円、昨年のカンボジア26万円と比べたら日数が断然短いことは当然あるにせよ安上がり。

 

架空計算

今回のツアーは39,500円だが、仮に自分で予約するとかなりの料金がかかるように思う。

ざっと計算しても、翌週末基準で飛行機代をネットで検索すると3万円、翌週末基準で宿代をネットで検索すると6万円、円卓だが10品程度出る食事は2,000円×4と仮定し、入場料蠡園と藕園の入場料は約1,200円で、移動料金約1万円と仮定すると、合計で11万円程度かかる計算になるので、そう考えるとかなり安い。

それをどうやって仕入れているのか全く見当がつかないが、飛行機・宿×2がそれぞれ1万円だったとしてもツアー催行と食事代と利益を残りの1万円で賄うこととなる。

16名参加してガイドと運転手とバスを動員して利益まで出すとなると相当な薄利多売と思わざるを得ない。

しかも年始の繁忙期でこうなわけだから閑散期はどうなるのか見当もつかない。

飛行機や宿がもっと安くなるのかもしれないが、飛行機だって往復で2回機内食を出し、ホテルだって2食のビュッフェを提供するのだから削るにも限界があるだろう。

 
土産物屋でペイバックを得るにしても、そもそも土産物屋が利益を得なければならないわけで、淡水真珠、刺繍、シルク、茶の中でうちが買ったのはシルクと茶だが、それなりに売れているように見えたのは淡水真珠ぐらいで、それでも16人で数万円の売り上げしかないだろうからペイバックをするにしてもそれに足るほどの原資が得られるとも思えない。

これが全く所得水準の違うモロッコカンボジアなら合点がいくのだが、一人当たりGDPが1万ドルを超える上海で行うには利益が小さいのではないかと勝手に想像する。

旅行産業の難しさがこのあたりにはある。

 
暇人なのと、バスに乗っている間にメモを取る時間を多くとれたため、66時間にわたる今回のツアーの時間の使われ方を仕分けしてみた。

その結果を記すと、バス移動12.2時間、観光6.1時間、土産物屋3.2時間、自由時間+オプショナルの雑技4.3時間、食事4.5時間、ホテルで起きている時間3.8時間、睡眠12.5時間、飛行機+飛行場への移動19.4時間であった。

66時間のうち、観光に使う時間が6時間、自由時間が4時間とはあまりに少なすぎるが、詰め込み過ぎツアーってこんなものですな。

せっかく高級な宿に泊まっても1日あたり2時間しか部屋で起きていないことになり、これだったらビジネスホテルで十分ですわな。

この種のツアーって、団体行動だし、自分で行き先を選ぶわけでもなく、自分で時間を決めるわけでもないから、自由に旅行するよりずっと思い出に残らないなあと思ったのだが、こうやって計算すると数字でもわかるものである。

 

気候など

緯度は鹿児島と同じだけど冬は東京より寒いぐらいとあったので寒いつもりでいたら結構過ごしやすかったのだが、これには裏があって、日本列島は例年になく過ごしやすい正月だったようで、やはり東京と比べたら3度ぐらい気温が低かったようである。

PM2.5に関しては200μg/m3前後だったように思うが、遠景の視界は悪かったものの、空気が臭いとか体調がおかしくなるとかそういうふうには感じなかった。

真上はなんとか青く見えるのだが、空が白いのは精神的に嫌なふうに感じてしまう。

それさえなければ上海も住めなくはないと思ったが、個人的には空の青さは何にも代えがたい価値があります。

 

食に関して思ったこと

他のレストランではそういうことはなかった気がするが、四川料理のレストランでは一行がパーティーをしていたこともあって、円卓の上や床に驚くほどのゴミが散乱していた。

露店で売っている食べ物のロットがデカい。

台湾と違って食べ物に八角が聞いていて閉口するというようなことはなく、何を食べても美味しかった。

 

交通・道路に関して思ったこと

掃除する人が多いからだと思うが、路面のゴミは他のアジアの都市と同程度かそれよりマシなレベルでそんなに酷いとは思わない。

ただし、路上に痰を吐く人やタバコのポイ捨てはかなり多い。

スマホをしながら運転する人は多いが、スマホをしながら歩く人は少ない

それをやっていたら単に危ないからだと思う。

バイクのヘルメットなしは基本で、スクーターに父子子母の4人乗りや過積載のパターンは散見。

バイクは電動のものしか運転できない箇所が多いらしく、静かでエコなのだが、静かさゆえの怖さもある。

蘇州の交通マナーはすさまじく、片側一車線のアンダーパスの下で急にUターンする車、少し間隔が開けば反対車線を走る逆走車、信号無視をする車があり、クラクションも尋常ではない。

高速道路の作り、標識のデザインや色、構造物の意匠等、日本とそっくりで、空が青ければ日本の高速を走っているのと見まがうぐらいである。

ガイドさんによると高速道路の通行料金も日本と同じぐらい高いようである。

 

その他気づいたこと・思ったことメモ

ガイドさんはとてもいい人でユーモアもあるし、こっちが勝手におかしく感じるようなヌケを感じさせる人だったが、全員にアナウンスしているときでも平気で携帯電話に出て話始めたり、客の歩くスピードを見ずにどんどん歩いていくのは中国的だなと思った。

店で100元紙幣を出すと偽札でないかチェックしていた。

大きいほうはホテルで済ませたからというのもあるが、今回はトイレで不快な思いはせずに済んだ。

正月だからかどうなのかは知らないが、あらゆる店が22時きっかりに閉まっていた印象がある。

街の開発主体がまとまっているのか、行政が住宅を配給しているためか同じ建物がたくさん立っている。

7階建てぐらいのものが並んでいるのだが、聞くところによるとそれぐらいだとエレベーターはないらしい。

でも、日本の団地のようには無機質ではない。

上海で開発されているエリアはハード面では東京と遜色がなく、大気汚染や清潔さやマナーという面ではまだまだなものの、行政の権限の強さのためか、都市のグランドデザイン、景観デザインという面では先進国最下位の日本と比べても上海のほうがはるかに上だと思う。

日本の都市の統一感のなさ、景観の雑多さ、電柱の多さ、看板の醜さ、地方都市の画一ぶりというのは世界から見て異様だと思うが、便利さを他の何よりも追求し続ける日本のウィークポイントをここ中国でも見せつけられてしまって残念である。

 
上海人が東京や大阪を観光する理由は、高級輸入品に高額の関税をかける中国国内よりもブランド品を安く買えるというぐらいしかないのではないかと思う。

上海ぐらいの都市になればそれなりの店で買えば偽物をつかまされることはないように思うし、中国国内で高級輸入品への関税が少なくなれば日本で消費する理由もそれほどなくなるだろうと思う。

実際に香港人や台湾人が「爆買い」をしなくなっているのと同じ理屈である。

なので、日本でたくさん買い物をする層というのは上海人ではなく、まだまだ偽物などをつかまされる可能性のある都市に住む富裕層なのだろうと想像する。

そもそも爆買いの大きなウエイトを欧米のブランド製品が占め、その利益の多くは本国に還元されるというのにそれを無邪気に我が手柄のように思う日本人もなんだかな~と思わずにはいられない。

 

メモとして書いておくが、上海の常住人口が2,400万人ぐらいで、上海人が1,400万、その他が1,000万人いて、それぞれ就いている職業は全く違うものと思われる。

上海には日本人が5万人いて、ニューヨークを抜いて世界一日本人が多く、上海内でも外国人としては日本人が最も多いという。

第三次産業従事者の平均賃金は100万円程度らしいが、富裕層があれだけ多いことを考えると最頻値はわからない。

物価は日本よりは安いものの当然ながら昔と比べると断然高く、日本の半額より少し高いぐらいに感じた。

とにかく、中国13.5億人が住む国を、経済的に一つの国と思うのは間違いで、中国の一つの省のGDPのほうが東南アジアの国を上回っていたりするのだから、たくさんの経済圏の連合体と考えるほうが経済においては正しいように思う。

 
ガイドさんは外灘の夜景は東洋一と言っていたが、香港の尖沙咀から見た夜景のほうが規模感などは断然すごいと思う。

空気の清涼さを考えなければやはり香港が一番だが、それを考慮に入れると個人的には函館の夜景や東京シティービューから見た東京の夜景が好きである。