GOODDAYS

世の中をかいくぐって逆張りの人生を歩む俺の意見

ディープ② 黄金町 現存していた青線地帯

 

最初にことわっておきますが、本文を記載したのは2005年4月以前だったのですが、それ以降には大きな変化が訪れました(詳しくは後述の【注意事項】参照)。

なので、「2005年4月まではこうだったんだ…」と思いながら以下の本文を読んでいただければ幸いです。


在りし日の黄金町

このエリアには良い意味でも悪い意味でも夜に行かなくては意味がない。

どちらかといえば悪い意味でである…。

何せ、ここは現存する旧青線地帯なのだから…。

旧赤線と言っても、東京は墨田の向島のように、「昔はこの一帯は赤線地帯だったんだけど、今ではもう、鳩ノ巣通り商店街のようなうらさびしい商店街が残っているだけなんですよ…」というようにノスタルジィを懐かしがって歩くような旧赤線とはワケが違ってここはれっきとして現存している。


京浜急行線で横浜駅から横須賀方面へ向かって4駅目の黄金町駅日ノ出町寄りの高架下および大岡川近辺にこのエリアは存在する。


この一帯にピンクの光を放つ窓が多数広がっているのだが、これらが飾り窓と言われるものである。

そして、飾り窓はかなりの規模にわたって続いている。


アムステルダムの飾り窓なんかは政府公認だからどことなく明るいイメージがあるが、ここはその暗~いバージョンのように感じる。

それは、同じエロ本でも、恥ずかしそうに、または、はにかんで写真に納まっている大和撫子?に対し、「ボーヤ、ワタシを見なさい…」と威圧的ともいえる雰囲気を漂わせて写真に写る肉食人種の白人との人種差とも言えなくは無いのだが…。

いや、人種差とは言えないかもしれない。

日本以外のアジア女性も肉食人種ほどではないにせよ、エロ本上では彼女らも肉食人種と同じような雰囲気を漂わせているような気がする。

やはり「わびさび」と「恥の文化」がそのような雰囲気を醸成させるのか…。


話がそれすぎてしまった…。

とはいえ、政府公認のオランダならいざ知らず、この日本国において、赤線・青線が廃止された現在の世の中にこうも公然と売春行為が行われているのはある意味驚きに値する。

このようなエリアは日本各地にあるが、他のエリアで同じことをはじめたらすぐに摘発されるであろうに、何故このようなエリアは大規模な摘発を食らわないのかについては私の中でものすごく大きな謎となっている。

それにしても、夜間に飾り窓の光景に出くわすと、あまりに異様に映るといいうか、圧倒される。

また、これもどーでも良いことなのだが、飾り窓の本家は韓国だと聞いたことがある。

飾り窓以外に、小料理屋や飲み屋を装ったちょんの間と言われる店?も同程度存在している。

ゾーン全体の構成で圧倒的に多そうなのは東南アジア・東アジア系の女性で、他には、白人女性、そして、どちらかといえば年配の日本人もいる。

多分、日本人の若い女性はこんなところではあまり働かないのだろうと思う。


黄金町は、本当のディープワールドを見たいのならばわざわざ見に行く価値があるエリアである。

他にも川崎駅の堀之内に同じようなエリアはあるのだが、こちらのほうが規模が大きいのでどうせ観光で見て回るならこちらがオススメである。

なお、どーでも良い情報なのだが、詳しい知人に聞いたところ、相場は20~30分(本番アリ)で10,000円、値切れば8,000円程度だと言っていた…。


また、当然、これらのエリアには、女性は近づかないほうが良い。

その理由に安全上の理由からという面があるのはもちろんのことだが、実はそれだけではない。

以前に、夜中に第三京浜をかっとばして女性を含めた4名程度の友人とこのエリアを面白半分に見て回った際のことで、女性を連れて歩くこと自体がおかしなことなのだが、彼女が店の前を通り過ぎだ瞬間に、全員が一様に手で顔を覆い隠した

それは驚きの光景だった。この界隈のどこを通ってもそうであった。

そこで、私はこのように思った。

 

みんな異国の地で、それぞれの未来を見つめて、おカネだけのために人には決して言えないような仕事を辛い思いでしているのだ。

そして、彼女達は、その結果、仮に多くのおカネを手にしても、ずっと、その引け目を心のどこかで引きずって、それからの人生を生きていかなければならないのだ。

強い引け目があるからこそ、男どもにウインクや手招きをして甘い声で徹底的に媚びて必死にアピールする振る舞いをその筋でない普通の女性に見られることは決して耐えられることではないのだ。

ましてや、顔をみられることすら嫌でしょうがないのだ。

欧米の自分の仕事に誇りすら持っているストリッパーや娼婦、または、ブランド品のために何も考えずに「ウリ」に走る援助交際の女子学生とは全然違う動機で仕事をしている人々なのだ。

面白半分とはいえ、本当にかわいそうなことをしたなあ…。


その時ばかりは、私自身、私らしくもなく、私の嫌いな「社会派」になってしまったのだ。

でも、「貧しさよりは売春を選ぶのだから、憎むべきは買春をする男達よりも貧しさなのだ」と私は思う。

そういう意味で、このバカな男達をある意味で必要な存在だとすら思うのである。

これは完全に「男の論理」だが、人類最古の職業は娼婦だというぐらいだから本質的にそうなのだと思う…。

 

そして、私は、ホームレスを見るときにも「買春をする男達は、ある意味で必要な存在なのかもしれない」と思うのである。

というのは、あくまで憶測だが、世の中のホームレスはほとんど全員が男性だからだ。

女性は「体を売るか乞食になるか」という二者択一に迫られると、たいていは前者に流れる…仮にそのように考えれば、女性のホームレスが極端に少ないことにも納得がいく。

もちろんある程度年配の女性は同様の男性より格段に簡単に生活保護を受けやすい事実もある。

また、年配の男性も生活保護を受けることはできるのだろうが、もはや彼らにはその折衝能力すらないようにも見える。

 

したがって、最大の弱者であり、格差を生み出す社会構造の最大の被害者は売るもののある売春婦ではなく、何も売るもののないホームレスなのかもしれないとも思う。

最近のホームレスのほとんどは非自発的なホームレスだというからなおさらのことである。


ただし、「男性は女性より金の使い方に計画性がない」というのも、男性のホームレスが多い理由となっているように思う。

何せ、ホームレスには酒やタバコ、もしくは賭博にお金をつぎ込んでいる人々が多いように見受けるのでそれは間違いない。

また、精神に疾患があるのならば仕方ないが、そうでない場合には小ぎれいにしてパートか何かの仕事を探せば良いものを、小ぎれいな装いをすることすらできない感性というのもその原因となっているのかもしれない。

 

ここまであれこれ述べておいて言うのも難だが、「買春をする男達は、ある意味で必要な存在なのかもしれない」という考え方は「血や臓器を買ってくれる人はある意味必要」「子供を買ってくれる人は…」「盗品や麻薬を買ってくれる人は…」と発展しかねない考え方であり、合理性に欠く面がある考え方であることは認めざるを得ない。 


※ 赤線:その昔、遊郭が置かれていた一帯で、売春が事実上黙認され続けてきた場所を指しており、警察が地図でこのような地域を赤く囲っていたのが由来となっている。

※ 青線:なお、戦後に乱立した売春宿の置かれた一帯を指すが、こちらは昔から非公認だった場所であり、昔から黙認されていた赤線と区別するためにこのように呼ばれた。


【注意事項】

横浜港開港150周年の2009年に完全一掃をするために2005年4月にとうとうこの地区に神奈川県警の手が入りました。

まあ、今までこうした売春街が放置されていたのほうがことが不思議だったのですが…。

しかし、ここで働いている女性はどこへ行ったのでしょうか?

きちんと、本国に帰っていればいいのですけど…。

ここの資金は暴力団にも流れていたようで、売春婦は月6万円暴力団に支払っていたといいます。

資金源を失った暴力団の次の行動も気になります。

同様に売春街で有名な西川口や川崎の堀之内のソープランド以外の店などにもガサが入って壊滅状態にあると聞きます。


死滅後の黄金町

2007年4月にこの界隈の様子をチェックしに行ってまいりましたよ…。

中田市長の号令のもと、一気に浄化作戦に出た黄金町地区からは売春婦が完全に姿を消していた。

しかし、ケチがついた旧赤線・旧青線地帯に活気を取り戻した街がないという事実は厳然とあるが、それ以上にこの街は死んでいた。

なお、真昼間から200mおきぐらいの感覚で警察官がにらみを利かせて警備をしているのにはビックリした。

一眼レフを手に撮っていたから「写真好きか…」と思われて職務質問されずには済んだが…。

この売春街が浄化されるのは当然の成り行きとはいえ、ここまで街がさびれると気分は複雑だ。

まあ、それがオイラのような散策好きにはこたえられない魅力になるのだが、住んでいる住民の満足度はアップしたのかなぁ~。

少なくとも周辺の飲食店の売り上げは格段に落ちたであろう。

だって、数年前のこの界隈の夜中は毎晩男だけの縁日状態だったんだから…。


 
上:エリアからちょっと離れた場所にある日の出町駅周辺 
下:黄金町駅


 
上:ここのちょんの間は1店舗を除いてすべて閉店していた
下:街が死ぬってこういうことっすね…



飾り窓は死滅していた。おそらくは夜も明かりが灯らないのだと思う



いまから目指す「明るく住み良い街に!」


野毛・伊勢佐木 THE“裏”横浜

横浜って、よそ者にとっては、JR駅で言えば横浜駅周辺より、桜木町・関内・石川町エリアを歩くのがメインになるんだろうけど、歩くのは大抵駅の東側の海側っすよね…。

しかし、別章で取り上げている石川町の西側の寿町は別格として、桜木町の西側にはノスタルジィあふれるエリアが存在するので取り上げることにする。

 

桜木町駅前にある桜木町ぴおシティーの地下がいきなり下の写真のような感じだからビックリする。

横浜にいながらいきなり富山県高岡市あたりの地下街にでも来たかのような錯覚に陥る。



 
上:東急ぴおシティーの地下はいきなりいい雰囲気が…
左下:「のげ」「中央」のロゴがカッコ良すぎ!


伊勢佐木町エリアは広い。

イセザキ・モールのような明るい商店街もあれば、かなりディープな福富町のようなエリアも縦横無尽に存在する。


 
上:イセザキ・モールはすごい人と活気だ


そして、もはや日本ではなく、うらぶれた雰囲気を醸成させる街角があるのもこのエリアの魅力だ。

自分の感覚で言うならばこの感じはマカオの下町の雰囲気だ。

しかも、ポルトガル人が支配した「マカオ」ではなく、中国系住民がしたたかに生きる「澳門」って感じの雰囲気である。

川沿いの歩道でお昼寝をしてらっしゃるおじさんがいたので、おそらく当人には聞こえていないのだけれども、一言ことわって至近距離から撮影させていただいた。



 
上:伊勢佐木町のはずれの雰囲気はもはや日本じゃなく澳門のような雰囲気だ
下:春眠暁を覚えず


雰囲気あふれる建築とソープランドのオンパレードのこの界隈でチャンピオン的に粋な存在なのがアーチ形に連なる都橋商店街である。

桜木町駅からそれほど離れていない場所にこんなにノスタルジックな界隈が存在することに驚きを隠せない。

飲み屋や靴屋などが多いが中には占い屋なんかも存在していた。

誰かこの占い屋を定点観測してくれるのであれば客入りとか客層とか知りたいので5時間で5,000円ぐらいの日当は出しますぞ。



川底から伸びる湾曲建築。ソープランド角海老」の看板がスパイスになっている



このノスタルジィはもはや次の世代に伝えるべき文化遺産


都橋などがあるエリア沿いに大岡川を歩くと先述の日の出町・黄金町エリアに着くが、そこからさらに阪東橋のほうへ歩くと横浜橋通り商店に出くわす。

この商店街はかなり活気があってうれしくなる。

競馬を一切やらないオイラだが、それでも競馬をやるオヤジが下町の雰囲気を作るいいアクセサリーになると思うのと同じく、こういった商店街には雰囲気を作るためのアクセサリーがちりばめられている。

ありえないほどにラフな格好で街を歩くおっさんや、1日に1人客が来るのか心配になる店や、蜘蛛の巣が張っていそうな飯屋のメニューサンプルなどのすべてが街の重要なアクセサリーだ。

中でも惣菜を一生懸命に作っているおっさんやおばちゃんなんかは見ているだけで心が安らぐ。

近所に住んでいるわけではないので彼らの売り上げに貢献できないのが辛いところだが、こういった惣菜屋さんを生かさせてくれる情緒あふれる経済圏の存在に手をあわせて感謝してしまう。

「みんなおっさんやおばちゃんの惣菜買ってあげてモリモリ食べてね…」と心の中でつぶやきながら界隈の雰囲気を満喫する。

もちろん都橋の飲み屋街の経済圏もいつまでも成り立って欲しいと願う。

こういう街を散策すれば日頃の精神的な疲れなんて一気にふっとんでしまう。

「みんな見えないところでそれぞれの人生を一生懸命に生きているんだ!俺も元気出して明日からがんばろ~」ってね!



雰囲気漂う横浜橋商店街はかなりのオススメ商店街だ!


 
三吉橋商店街には狩場線の高架や米軍根岸住宅がある山がすぐそこに見えてそれがさらに情緒をかき立てるのだ!
 

 

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