GOODDAYS 東京仙人生活

ひっそりと静かに生きる47歳仙人のつぶやき

身長が高いことによるデメリットはかなり大きい

少し前にNetflixの「宇宙を駆けるよだか」を見て、外見が入れ替わるということについてあれこれと考えたばかりなので、今回の内容は正直書きづらい面もある。

しかし、あえて異論を述べてみたい。

 

世の中には何故か身長が高いことを良いことだと思いがちな風潮があるが、今回はこれに意義を唱えたい。

 

俺は身長を183cmということにしているが、小数点を入れて四捨五入すると184cmになる。

でも、183cmぐらいに留めておきたいと思って183cmということにしているわけで、身長が低い人がサバ読んでいるのと同じようなことをしている。

そもそも身長が低い人が好きで身長が低いわけではないのと同じで、こちらとて好きで身長が高いわけではないわけである。

世の中にはこの事実をわかっていない人が多いのではないかと思う。

 

ところで、身長が高いことでモテやすいという利点があるのかについての検証は対照実験をやりようがないので、実際どうなのかはわからないのだが、身長が高くてうらやましいと男に言われたことはあっても、そのことを女性に褒められた記憶はない。

また、モテだのなんだの言ったところで、満漢全席のテーブルに座っても実際に食べられる料理は限られているわけで、同時に複数の女性とつき合うような面倒くさい真似をしない限りは身一つで相手できる相手は1人だけである。

 

そして、モテやすいという利点は結婚した瞬間に完全封印されるわけで、モテなどというものは人生の前半の一時期にしか役立たない、実に儚い利点である。

それなのにモテなどという大したことのない要素を重視しがちな世の中に失笑してしまう。

俺は33歳で結婚したのでまだ良かったが、仮に23歳とかで結婚したら、23歳以降は役に立たなくなるわけで、儚いにもほどがある。

また、俺自身、年を重ねるごとに外見より中身で人を見るようになっていったわけで、むしろ外見だけ美人だったり、やたらとスタイルが良かったりしても、「この人あまり中身がないなあ」と判断した場合は、普段より強くガッカリしてしまうぐらいである。

 

他に身長が高いメリットがあるとすれば、ケンカを売られないだとか、ある程度スポーツで有利だとか、人混みで頭を出せるという程度のものである。

 

それに対して、身長が高くて損をする要素はかなり多い。

世の中に、「チビ・デブ・ハゲ」という言葉があるが、「デブ」は自業自得だと思うし、「ハゲ」はかわいそうな面もなくはないし、クールに見えなくもないが、「チビ」には「チビ」の利点があるようにも思う。

もし、「大きい車に乗りたい」「広い家に住みたい」「デカい湯船がいい」「たくさん食べたい」と思っている人が高い身長を望んでいるとしたら「あなた間違ってますよ」と声を大にして正して差し上げたい。

 

意外と気づかれない事実なのだが、身長が高いということは相対的に全てのものが小さくなるということでもあるのである。

女性の長身はまだいいかもしれないが、男性の長身は実に大変なのである。

また、身長が高いことで被るデメリットには以下のようなものが挙げられるが、モテなどという一過性の儚い利点と違って、どれもこれもが実用性という面で大きく劣る要素ばかりである。

 

  • 多くの台・机・椅子が自分より身長の低い人に合わせて作られている。
    中肉中背の人には俺の気持ちは一生わからんだろうと思う。

  • 体型がゴツくて今は長髪であることもあって目立ちやすく匿名性が低い。
    目立ちたくない俺にとってこの要素はかなり嫌な要素である。

  • 他人に対して無用な圧迫感を与える。
    俺だって、ゴツい体型だったり、やたらと太った人が電車で隣に座ったら圧迫感を感じるわけで、そう考えると他人に無用な圧迫感を与えているのだろうと思う。

  • 普通の人と同じ量を食べても足りない。
    性差があるとはいえ、40kg台のうちのご主人と80kg近くある俺とで燃費が違いすぎるし、多く食べるので余計に食費がかかる。
    子供の頃は親から大飯喰らいと言われていた。

  • 飛行機に乗るのがあまりに辛すぎる。

  • 立って電車やバスに乗っている際に窓枠が目線の下にあるため、景色を見ることができないのだが、地理マニアの俺にとってはこれはものすごく辛い。

  • 特に昔の家屋などではやたらと頭をぶつけやすいのだが、ぶつけると言葉が出ないほどに痛い。

  • 庭園を順路通りに歩いていても頭が蜘蛛の巣にかかる。

  • 神輿を担いだ時に、異常に重いわ、腰が痛くなるわで地獄だったのでもう二度と担がない。

 

もし、178cmだったらだいぶ生きやすかっただろうにと思う反面、まだ183cmで良かったなと思う。

ずっと前に建て替え前の歌舞伎座で前の座席との幅が狭すぎて膝が縦にまっすぐに収まらず、膝を浮かせたり腰を浮かせたりしてしのいで地獄の思いをしたことがあるのだが、普段の生活においては大抵がギリギリセーフのサイズで助かっている。

もし、188cmだったら、ベッドから足が出るだろうに、飛行機で膝が収まらないだろうにと想像できてしまうだけに、助かったと思うのである。

 

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153cmの女性にとってのエコノミークラスは188cmの人にとってのビジネスクラスに相当するだろうといつも思う。

153cmの女性には自分の恵まれた身長に想いをいたしながらエコノミークラスを満喫して欲しいと思う。

 

とはいえ、身長が高くて助かったという事例もかなり少ないもののなかったわけではない。

すぐに思い浮かぶのが以下の事例である。

オランダやロシアの小便器の多くはヘルメットかボウルぐらいに小さく、かつ、俺がギリギリ用を足せるぐらいの高さの場所に設置されていたのだが、あれは165cmの人が背伸びしたとしても「乗せない限り」は用を足せないだろうと思われる高さだったように思う。

あの時には身長がオランダ人並で助かったと思った。

しかし、いくら白色人種の足が長いとはいえ、オランダの子供や小柄な人はどうしてるのだろうと思った謎はいまだに残ったままである。

 

余談だが、「宇宙を駆けるよだか」はとてもおもろかったっす。

清原果耶さんの演技は鬼気迫ってましたし、「チア☆ダン」の時と同じく富田望生さんの演技は輝いていました。

  

何かと頭に引っかかりやすい

 

健康生活⑥ 2018秋

俺は健康マニアを自認してきたため、健康のための生活習慣を改訂するたびに健康生活シリーズを書き直してきたが、昨年にそれまでのストイックな習慣を捨て去った。

理想の体型に近づきたい、とことん健康でありたい、健康のためなら死んでもいいと思って情報収集に努め、良いと思ったメソッドは貪欲に取り入れ、それで体調が良くなるかどうかとことん検証し、甘いものを食べてしまうこと以外では妥協せずにそれなりにストイックに生きてきた。

しかし、人生の後半に入ったことを自覚してから、今後の人生においてはストレスが溜まるがんばりは止めようと思ったのである。

 

というわけで、健康のための生活習慣の構築作業を何周もした後に、結局は平凡なものに近づき、食事管理も運動もストイックにはしなくなった。

その結果、これまでの健康生活①~⑤までと今回とで生活習慣は全く違うものとなった。

①~⑤は普通ではない内容だし、おもしろい内容でもないのでクリックしていただかなくて結構だが、今思うと過去の生活習慣はストイックだったと思う。

 

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健康について考えるうえで頭に入れておかなければならない事実があるが、それは、若死にしてしまう確率は悪い宝くじに当たるようなものと思えるほどに低いという事実である。

男性の場合、31歳時点で1%、44歳で2%、50歳で3%、54歳で4%しか亡くならず、女性に関しては61歳でも4%しか亡くなっていない。

そして、男性の半分は84歳以上生き、女性の半分は90歳以上生きるが、100歳まで生きるのは男性の1.5%、女性の6.8%にすぎない。

100歳の俺の祖母は6.8%に入っているが、90歳まで生きたら後はあがいても無駄ということがデータから読み取れる。

 

不慮の事故や自殺を別にすれば、がんと心疾患や脳血管疾患などの生活習慣病が中年層における大きな死因である。

人は簡単には死なないのだが、死ぬまでは至らなくとも健康かどうかというのは別問題であり、特に生活習慣病の予防のために気をつけるべきなのは睡眠・運動・食事だと思うので、これらに気をつける必要があるのは言うまでもない。

もちろん喫煙や飲み過ぎは問題外だが、喫煙者で肉嫌いなため肉を一切食べない俺の親父は74歳の割にものすごく元気である。

 

以下は俺の今の健康生活について。

まずは運動について。

運動というとすぐに走ることが思い浮かぶが、スポーツ選手の寿命はむしろ短いし、ハードな運動の習慣がない人が不健康という話も聞かないので、走りたい人は走れば良いけど、辛い思いをしてまで走る必要はないと思っている。

運動には軽めときつめの無酸素運動軽めときつめの有酸素運動という4つのカテゴリーがあると思うが、健康のためには軽めの無酸素運動と軽めの有酸素運動で十分だろうという考えを持つに至っている。

軽めの無酸素運動としてはPodcastを聴きながら、7種類の自重トレを週5日、ダンベル2つで3種類と5種類の筋トレを週に2回ずつ交互にやっており、無酸素運動を行うのは1日に5分程度である。

軽めの有酸素運動は徒歩や自転車で行っている。

なお、安定的に有酸素運動を行うためには暑さ寒さや雨に左右されずに安定して行う方法の確保も必要となる。

そこで俺は自宅でのテレビを見“ながらエクササイズ”を必要に応じて行っている。

ニュース番組を見ながらゾンビ体操や腕振り運動やシャドーボクシングをするだけなのだが、昨夜、階段上り下り運動の必要性を感じて踏み台昇降の台を買おうと急に思い立ってポチっと購入した。

 

食事については、かなり多くの方法を試してきたが、結局は、野菜とタンパク質をたくさん食べれば十分と考えることにした。

サプリメントは効かないという声も多いが、効いても効かなくてもいいや思いつつ、気休めで数種類を飲み続けている。

トランス脂肪酸が悪いだの低炭水化物食が良いだのといった議論はかなりインプットしてきたが、人生の後半に入ったと自覚した時からは食品添加物などについても科学的知見に基づいているであろう日本の当局の判断を信じることにした。

まあ、そもそも日本でショートニングの入っていないスイーツを食うのは難しいのだけど、特別に悪い要素があるのであればどこかで禁止されているはずと思うことにした。

 

さくらももこさんや山本“KID”徳郁氏の訃報が目に入ってくると、生活習慣病にならない生活習慣の構築だけではなく、がんの早期発見の必要性についても痛感させられる。

2人に1人が「がん」になり、3人に1人が「がん」で死ぬというが、現在40歳の男性が今後がんで死亡する確率というのは、50歳で0.3%、60歳で2%、70歳で6%、80歳で15%というから、確率論でみれば若いうちにはごく少ない人しか死亡しないことがわかる。

運悪く亡くなる人がいるとはいえ、ここまでがんで死んでしまう確率が低いと検査を面倒と思うのもわからないではないが、早期発見によって死を免れた例も多いのだから検査は重要だと思う。

見つかりにくいとされ、5番目に死亡数が多い膵臓がんに関しては本当に運が悪いと思うしかないのだろうと思うが、早期発見できるうえ、対処策が確立しているがんは是非とも早期発見しておきたいところである。

 

堀江貴文氏がKID氏の死去の報を残念がるとともに「まさかの胃がん。。防げるガンなのに。。」と述べ、それに対して批判リツイートが相次いだようだが、ホリエモン節が出ているとはいえ、遺族に向かってツイートしているわけではないし、また、堀江氏は予防医学の本を出しており、誰一人として損をしない啓発でもあるのだから、俺は批判されるべきとは全く思わなかった。

 

とはいえ、自分の入る健保では胃がん健診は35歳以上、ピロリ菌検査は希望者のみとなっているわけで、35歳未満では検査項目にすらなっていない。

俺と同学年でサラリーマンではないKID氏が検査を受けていたかどうかはわからないが、いかに罹患年齢が基準より若かったかということがわかる。

ちなみに俺も一昨年に39歳にして初めて胃カメラ検査とピロリ菌検査を受けたのだが、「今は花粉症です」と答えたら、鼻がつまってもいないのに口から管を入れて検査されて、それがあまりにしんどかったため、もう2度と同じ検査はしないと心に誓った。

人生を振り返っても、チベットの高山病とモロッコの食中毒と先輩のローキックで立てなくなった時の次ぐらいにしんどかったかもしれない。

運良くピロリ菌検査が陰性だったのでしばらく胃カメラ検査をしなくて良いと思うが、もし、胃カメラを飲むとしたら絶対に眠っている時にしか飲まない。

 

男性の死因の上位にあるがんには肺がん・胃がん・大腸がん・肝臓がんがあるが、人間ドックに行かずとも健康診断胸部X線デジタル撮影・胃部X線デジタル撮影と内視鏡検査・便潜血検査・肝機能検査でフォローされているのである程度は安心である。

なお、前立腺がん検診は50歳以上となっている。

バリウムを飲んでの胃部X線デジタル撮影は意味ないという声がかなり多いので、ピロリ菌検査に引っかからなかった俺としては今後はもういいかなと思っている。

 

ピロリ菌検査と便潜血検査に引っかかってないので、胃と大腸の内視鏡検査からはいましばらく逃げても良いだろうと思っているのだが、もし、腹をくくって検査をする時にはカネを積んで麻酔で寝ている時にお願いしたいと思う。

というか、注射は平気だけど、入院歯科以外の麻酔も未経験で一日入院だとか麻酔ですら怖いという超がつくほどのビビりで我ながら困っている。

  

体力的には20代の頃と全く変わっていないつもりだが、人生の後半突入を自覚したことで、理想のパフォーマンスを目指すという方向から、きちんと健康管理をするという方向に考え方を変えたということが健康生活シリーズ6回目の主旨となる。

 

あと、2015年末に「余命1週間」と言っていたドクター中松氏が樹木希林さんのように亡くなったというニュースは聞かないなあと数日前に思っていたら、90歳にして克服したというニュースが今になって出た。

「私はこの研究でガンを見つけ、そして克服した」と述べておられるようだが、もしかしたらこれは中松氏最大の発明なのかもしれない。

 

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